折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

苺の思い出

2013年10月05日 07時43分51秒 | グルメ
甥は苺が大好きだ。
未だに歯磨きまで苺味だ。
もういい加減やめて欲しいものだ。
2歳になるあたりから苺を食べ始めた気がする。

そのころの定番ネタに甥に苺を渡して
「ちょうだい」と言ってみるのがあった。

甥の母や祖母にはためらいなく「あげる」。
父や祖父にはちょっと悩んで「あげる」。
伯父である私には散々悩んだあげく、
自分の食いかけの苺をくれる。

甥のおもちゃも私が片づけようとすると強奪していく。
そのくせ、散歩は大抵私をご指名。
あげくは忘年会まで付いて行くと号泣していた。

少子化で近くには子供が少なかった。
甥にとっては体の良い遊び相手だったのだろう。

おもちゃを買ってくれるおもちゃ。
私は自嘲気味に言っていた。
苺を見るたび思い出す。
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