折々のうま-当たらぬでもなし

泉下で涙する杉浦 千畝

そこそこのブランドなら許すのになぜ背伸びする

2013年10月28日 00時28分24秒 | グルメ
新阪急ホテルには泊まったことがあるが、
千円2千円の朝食バイキングにそこまで要求しないだろう。
トロピカーナ、ドール、サンキストあたりの100%ジュースなら許すぞ。
(濃縮還元の100%というのもどうかとは思うが、千円2千円でがたがた言うな。
正直に言えばおじちゃんは許す)

真のセレブは朝食はコンチネンタルスタイルだろうし(朝は大して食えない)、
B級グルメの私でもせいぜいイギリス・アメリカンブレックファーストの
アングロサクソンバイキングスタイルだ。

最近は糖尿が気になってきたので、
長期旅行でも2日に1回は和食のセットを食べるようになった。

年だなあ、とは思わず、大人になったのだと強弁している。
あとたまに食いたいのは、中華粥だ。
くどくない、滋味染み入る中華粥を朝食いたい。

新都ホテルの朝の和食でも十分だ。
あれに文句付けるならルームサービスで張り込むか、
吉牛でも食ってろ。
糖尿から人工透析になるぞ。

ホテルコムズ銀座のレストランバー キャッツ&ドッグス [B1]
の朝食は良い。みんな築地に行ってしまうが、
行列嫌いの私としてはこっちの方が良い。
朝イチか、8時の第2波を狙う。

リッツカートンは行くこともないが、
気取りすぎの割に食材の違いが分かっていない。

バナメイエビは芝エビが使えないときは重宝する。
メインじゃない物にはありだと思う。

ブラックタイガーなら場末のラーメン屋だ。
天下のリッツが使うものではないな。
普段食いの洋食屋のエビフライあたりでランチに使うのは良い。
チェーン店は冷凍食品になってしまうからな。

分からないものは分からないし、こだわってコストを上げても
しょうがないものがある。

鮨屋などは丁寧な仕事の店は限られたネタでも好感が持てるし。
銀座の江戸前の粋を極めたような寿司も良いと思う。

最悪なのはオヒョウのエンガワを出すようなチェーン店や、
ミョウバン漬けのウニを出すくせに箸で食うなという店だ。
ウニはミョウバン漬けでない限り溶けるのは仕方がない。
産地の生>がんばったがやや溶解>最小限ミョウバン使用>粒はっきりミョウバン使用

東京のウニはほぼミョウバン漬けなので食わないようにしている。
東京でミョウバン漬けでないウニをカウンターで食えるようになったら
かなりの成功者だ。

最後に夏のウニは産地でもたまに食中毒が出る。
ミョウバンは粒を維持するもので菌繁殖は防げない。
食いなれて耐性があれば強烈な下痢は免れるっていうか、
カウンターでなんか変と主人に耳打ちする。
私もその一人だった。
過酸化水素・塩素・ミョウバン未使用にこだわれば劣化は早い。
まじめな仕事は罵倒しない。
真のグルメとはそういうものだ。
コメント
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