スポーツマンシップ・セミナー

「スポーツマンシップ」って何？、どういう意味？
この言葉。私自身がスポーツの仕事に関わってきた中で近年特に意識している言葉です。
おそらくこのブログを読んでいる方は何らかの形でスポーツ（やその仕事）に関わっている人が多いと
思いますが、皆さんもこの言葉を当然何度も耳にし、一度はその意味について考えた事があると思います。
が、意外とこれをちゃんと正しく理解し、説明できる人がなかなかいない。少なくとも２００４年頃まで、
私の周囲にはそれを理論立ててきちんと分からせてくれる人は皆無でした。
勿論、本やいくつか行ったスポーツ系のセミナーなどでも同じ。私が納得できる答えは見つける事が出来
ませんでした。
まあ何となくこういう意味なんじゃないの～、たぶん。。。みたいなのは一杯ありましたが。

以前まだ実業団の陸上部スタッフとして仕事をしていた頃、良く「自分はなぜこの（スポーツの）仕事が
好きで続けているのだろうか？」、「なぜ他の仕事じゃだめなんだろうかと？」と自問自答していました。
そして、それをなかなかうまく人に説明することが出来ず、けどこれってかなりマズイなあ。
だって自分が何年間も関わってきた好きな仕事、専門分野についてのそれを答えられないんだからと、
思っていました。
そんな思いを持ちながら２００４年に受講したスポーツマネジメントスクール。
スポーツの仕事に色々な形で関わる人たちが集まったビジネス・スクールでしたが、そこで一番最初に
主催講師の広瀬一郎先生から教わった講義がこのスポーツマンシップについて。
自分にとっては衝撃の授業でした。

そのスクールでは、スポーツビジネスに絡めたマーケティング、法務、会計、人事等の分野についての
講義が週替わりでありましたが、このスクールがその大きな理念として常に掲げていたのがスポーツマン
シップの大切さでした。それが他のスポーツ系セミナーやスクールとは一番大きく違った点でもありました。

スポーツマンシップとは一言でいうと、相手を「尊重」する精神を意味します。
そして今月に入り毎週末、スポーツマンシップ指導者育成セミナーに参加。
これは以前０４年当時に学んだ上記スポーツマンシップ授業の進化版といった感じでしょうか。
今はこの授業を受けていて、自分がなぜスポーツの仕事に関わっていこうと思うのか、といった事が
より明確に分かる様になりました。

毎回、充実感と緊張感のある授業です。このスポーツマンシップの考えもまた自分自身が成長し、自分の
スポーツの仕事をより価値あるものにする為に必要な要素。そんな事を再認識したこの週末でした。