GENさんの陸上ワールド

柳原 元の公式ブログ。WA世界陸連公認代理人。海外サポートしているクライアント選手、チームの活躍ぶりなどを綴ります。

オランダ15kレース結果・その2(レース詳細)

2010-11-23 21:11:38 | 海外サポート
レース当日は朝から晴れ、澄んだ空気がとても心地よく感じられました。
気温は体感で4~5℃。レース後の選手の話によると風もそれほど気ならないレベルだったとの事。
レースは13時にスタート。エリートの部に続いて約3万5千人のランナーが一斉にコースへ。

男子は5人のアフリカ勢が前半から飛び出す展開に。今年9月、10kロードで26分44秒の世界最高を
樹立したL・パトリック選手(ケニア)が中盤以降独走し、41分13秒の世界最高記録で優勝。
5k毎のタイムは14分01秒―27分39秒(13分38秒)―41分13秒(13分34秒)。
後半は下り気味のコースとは言え凄いタイムです。
世界クロカンの上位者など持ちタイムでは格上の選手が多数参加する中、日本の渡邉和也選手
(四国電力)もこの難コースを45分33秒で走破。元々1500mが専門の同選手の今後が楽しみです。

一方女子はG・ゲタネ選手(エチオピア・08年世界ハーフ4位)とF・キプラガト選手(ケニア・
09年1万m30分11秒53)が終盤まで競り合う展開。昨年の同大会でディババ選手(エチオピア)が
出した世界記録には及ばなかったものの47分53秒の記録でゲタネ選手が優勝。
こちらの5k毎のタイムは16分19秒―32分23秒(16分04秒)―47分53秒(15分30秒)。

日本人の中では名城大学の野村沙世選手が見事3位に入賞
最後は欧米独特の派手な場内アナウンスと観衆の大声援に迎えられてのゴールでした。例年、男女共に
アフリカ勢が上位を独占していたので、今回4位に入った小田切亜希選手(同大学)も含め日本人選手が
上位入賞を果たした事は、今レースの一層の国際化を目指す主催者にとっても嬉しい結果だったようです。
翌日、エリート選手コーディネーターのジュリー氏と話した際も今回の日本人選手の参加を大変喜んで
くれていました。

日本の選手にとっても今回の遠征が、今後の競技に向けての良い経験、また人生の良い思い出となって
くれる事をSTCIとしても望んでいます。

選手、スタッフの皆さま本当にお疲れ様でした。

↓スタート前の日本人3選手。向かって左から野村、小田切、渡邉の各選手。

↓エリートの部、スタート直前の様子。


↓約3万5千人のランナーのスタートは圧巻。トップがゴールしてもまだスタートしていないランナーも
 多勢いました。



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