沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

旧正月も宅シネマ

2025年01月31日 | 映画

 正月が3回あると言われるここ沖縄。新暦の正月と旧暦の正月、さらにジュウルクニチーと呼ばれるご先祖の正月(グソーの正月)です。 8郎は物心ついたときから新暦の正月だったので、旧正月に馴染みはありません(グソーの正月なんて成人してから知りました。全く興味がありません)。どちらにしろ3回も新年をお祝いできるおめでたい島に生まれ51年間も生きてこられたことを祝いたいと思います。

 1月29日は旧正月でした。それに合わせたのか、沖縄の桜ことカンヒザクラが満開となっています。濃いピンクが青空に映えます。

 せっかくなので数枚アップします。

 さて、そんな旧正月シーズンですが、仕事、勉強、家事以外の時間において、ほぼ唯一の息抜きとして宅シネマを継続中です。ストーリーの根底に人種差別が横たわる良作2本をご紹介いたします。

 

 まずはインドの超大作『RRR』(2022年、S・S・ラージャマウリ監督)です。植民地時代のイギリス人の圧政に対する現地インド人の壮大な復讐絵巻です。CGを駆使した映像の迫力と美しさに驚かされるものがあります。ボリウッドのパワーを感じること間違いなしで見て損はない映画です。

 でも、ほぼ3時間、とにかく長いっす。多くの敵に囲まれた主役2人が肩車して戦うシーン(どんなやねん)や主役の1人が鞭打ちの刑に処せられるシーンがあるのですが、それぞれやたらと長いんです。観終わってなんだか疲労感が襲ってきたのは、おやつで糖分を過剰摂取していただけはなさそう(やせろ)。気力と時間がある、そしてインド映画あるあるのダンスが好きな方にはおすすめです。

 

 お次が今回イチオシのクライムサスペンス『ケープタウン』(2013年、ジェーロム・サル監督)です。おススメと言っても、残虐なシーンがちょくちょくあり15禁となっていますので、家族で観たりなどしないようお願いいたします(8郎も1人で鑑賞)。ハリウッドを代表するイケメン俳優ことオーランド・ブルームと、名は知らなくとも味のある顔を見れば思い出す名脇役ことフォレスト・ウィテカーが刑事コンビを組んでいます。

 南アフリカで最も人口が多いとされる「ズールー族」の子供が次々と行方不明になっている謎を追う白&黒の刑事コンビが巨悪の存在を突き止めていく、というストーリーです。暴力シーンも多いですが、その分スリル感もたっぷりです。クライマックスで白人に対するズールー族の怒りが爆発するシーンは逆に爽快でもあります。

 ただし、ストーリーの骨格となる陰謀論がちょっと非日常的だったのと、終盤がベタなアクション映画の様相を醸し出し商業的側面を見せられてしまったのが残念。映画は興行的に成功しないと意味がないので仕方ないのですが。ネット評価にもあったように「ブラジル映画の『シティ・オブ・ゴッド』のようにリアリティを徹底したほうが作品の質としては高まったのではないか」とシニカル映画評論家水野8郎も感じました。 

 とにもかくにも、やさぐれたオーランド・ブルームがかっこいいのは間違いないです(煙草がCAMELだったのに好感を持ちました。絶煙したはずの8郎もたまに吸います)。その鍛え上げられた筋肉と骨太の骨格を見るにつけ、阿部寛やキムタクがどんなに鍛えても体格で日本人は外国人に勝てないなぁと痛感させられました。よし、今からせめて出っ腹をへっこますためにプランクでもしよ。

 ん?誰ですか? てめーが真似るのはオーランドでなくステイサムだろ、とのたまったのは!

 水野8郎評価としては、2本とも合格点とはなりませんでしたが、良作であることは間違いありません。2月のグソーの正月にご先祖様と一緒に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

※その後、もう1本観たのでリンクを追加しておきます。『元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件』(2020年、ミカエル・マルシメーン監督)です。下記サムネイルの文言通りの内容です。90分程度なのでサクっと観れます。B級感満載ですが、南洋の美しい海の光景が目の保養となり、スリル感あるストーリーなのでそこそこ楽しめます。

 最後のシーンでは、2018年7月に家族で上陸した西表島のバラス島を思い出してしまいました。10郎も思い出してくれるかなぁ。

 映画って素晴らしいですね~。

 

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 ここでナカユクイ(休憩)として、もはやシリーズ化の予感すらある〝海中道路フォト〟を挟ませていただきます。毎度おなじみの構図で申し訳ないのですが、1月に撮った写真なので1月中にアップしておこうと思います。

 世知辛い世の中、少しでも目の保養になりましたでしょうか。 

 海中道路に来たからには、ランチはもちろんおなじみの『海中茶屋』さん。窓から見えるは冬の海ですね。

 寒かったこともあって、初めて沖縄そばを注文しました。当地の名産物モズクが入っていました。紅ショウガは自分で載せております。

 麺にもモズクが練りこまれているこだわりよう。間違いなくこのカフェには凄腕シェフがいるはず(何回言うばー)。みなさんもぜひ立ち寄ってシェフの腕を試してみてください。

 とろとろソーキもスープも絶品でした。おいしゅうございました。また行きます。

 はい、行くのは勝手だが海中道路シリーズはもう不要だ、というブログチェッカーの方がいらっしゃればご連絡ください(笑)。

 

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 さて、旧正月の初日の出🌅はごらんように美しいものでした。我が家のベランダ・・・いや絶景テラスからの眺めです。

 1カ月前にも書きましたが、改めまして。。。明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。

 最後に資格試験勉強について記録しておきます。1月の総勉強時間は52時間となり過去6年で最高となりました(それでも1日2時間もできていないのですが・・・せわしい年始であることを理由に机に向かわなかった6年間だったことを浮き彫りにする数字です。そりゃ受からないわな)。とは言え、過去の自分と比較すると最高のダッシュを切れたことに間違いはありません。また、旧暦のおかげで今年2回目の心のスタートを切ることができました。このままペースを上げていき、本番の8月、10月まで走り切りたいと思います。今日はこれにて。


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