はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.38 ボルゲーゼ美術館展と大道芸人RYU

2010-02-10 12:52:52 | 芸術
 先週土曜日、上野の東京都美術館へ「ボルゲーゼ美術館展」を観に行った。
 1月16日から4月4日までの開催。人気の美術展は、日が経つにつれて話題になるし、2月の中旬からはカラヴァッジョの映画も始まるし(行きたいかも)、来場者が少なければ、どんどん広告を増やしていくので、開催期間が終了に近づけば近づくだけ混んでくる。1月16日にはじまって2月の初旬なら、まあ調度いい頃合だ。そして、日曜よりは土曜の方がダンゼン空いている。そう思って風が強くてメチャ寒いなか、長男と二人で出かけていった。
 美術展は案の定混んでいなくて、ラファエロもカラヴァッジョもゆっくりじっくり観ることができた。
 やはり絵画は直に観るべき。色の美しさに感動するから。画集では絶対味わえないところだ。今回は宗教画が多い。空色とピンクの美しさが印象に残った。
 最近の美術展のオリジナルグッズは凝っている。今回の出展の目玉であるラファエロ・サンツィオの「一角獣を抱く貴婦人」のポストカードで、夫人の目が左右に動き、ウインクまでするものが販売されていた。名画を使ってこんないたずらして不謹慎だなあと思いつつも購入してしまった。
 僕が気に入ったアンニーバレ・カラッチの「聖フランシスコ」のポストカードは販売していなかった。
 長男の優勝はアルキータ・リッチの「支倉常長像」、こっちはポストカードになっていたが買わなかった。

 さて、たっぷり絵を満喫して館外に出ると、上野公園で大道芸のお兄ちゃんがいた。
 ちょっとのぞいてみたら、結構面白くて、冷たい風に吹かれて寒い中、洟水たらしながら最後まで見てしまった。
 ジャグリングやパフォーマンスも素晴らしいが、演出がうまい。しゃべりの間も絶妙。
 ものすごく好感を持てる努力家の若者に見えるし、ルックスもいいので随分おひねりも集まったんじゃないかな。
 うちの子もずいぶん気に入ったらしく、お金を帽子に投げ込んで、握手もしてもらった。

 ネットで調べてみたら、RYUという大道芸人でなかなかの人気者のようだ。
 パフォーマンスの時は「ネットで調べても何も出てきません。韓国の歌手が出てくるだけです。」とか云って笑わしていたけど。