フェルメールの有名な1枚の絵がやってきた。
マウリッツハイス美術館展。6月30日~9月17日の開催。
主催者はこれから力を入れて告知をしてくだろうし、テレビやニュースなどで取り上げられて入場者数はどんどん増えていくだろう。
開催開始間もない、雨天の、本来は休館日である平日月曜日。つまり、7月2日・一昨日、さっそく上野の東京都立美術館へ足を運んだ。
開場は9時30分だと思っていたのだけれど、9時10分過ぎに着いた時にはすでにお客さんが入場していたので、9時から開場していたのかも知れない。
フェルメールの絵は世界で30数点しかない。じゃあ、全部見ることを目標にしよう!と思って12年経った。
今回見た絵を数えて14点。あと20数枚というところだ。
観た絵のタイトルと、何処で何展で観たのかを記録している。絵のタイトルは似ているものが多く、同タイトルの別の絵があったりもする。 最近は絵はがきを購入してファイルしていて、見た絵がすぐにわかるようにしているけれど、最初の頃に絵はがきを買っていないので不完全な状態である。
さて、マウリッツハイス美術館展の感想。
思った通りであるけれど、全体的に絵の点数は少なめだった。
フェルメールの絵は「真珠の首飾りの少女」の他にもう一枚「ディアナちニンフたち」がある。この絵はフェルメールの絵が一気に7枚観ることができた2008年の「フェルメール展」の時にも展示されていた。構図はフェルメールらしくない感じだが、青と黄色と光りと影がフェルメールらしい作品である。
フェルメール以外ではレンブラントの作品も数点展示されている。
絵を観ていて、絵も写真と同様でピントのシャープなものとソフトフォーカスのものがあると思っている。レンブラントの絵やフェルメールの絵は割とピントが甘めである。
人物以外の、例えば金皿などはピントがきていることが少なくない。ディアナとニンフたちの作品も足下のお皿にピントがある。
静物画を観ていたら「贅沢な食卓」というタイトルが付けられていた。
静物画って例えば僕らが料理の写真を撮ったりしているのと同じ意図だったりするのかな。最近、料理をつくって写真を撮ることが多いので、静物画にも興味を持って参考にすべきだなとしみじみ思った。
空いている日、空いている時間を狙ってきたのであるけれど、例の1枚の展示コーナーだけは列ができていた。列に並んで見終わるまでに20分くらいだろうか。並んでいる途中でも絵は観られるから、それほど苦痛ではない。
絵は思った以上に小さくて、絵の中の真珠の耳飾りは思った以上に大きかった。この絵画は特定の誰かを描いた肖像画ではなくて「トローニー」なのだそうだ。トローニーってはじめて聞いた。流行るかな。
「真珠の耳飾りの少女」の展示コーナーだけは混雑していたけれど、フェルメールもう一枚「ディアナとニンフたち」もレンブラントの作品も割とゆっくり、じっくり観ることができた。
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