あるがままに徒然雑記

日々の雑感を、時に任せて・・・

鱧料理

2012-08-05 | 日記
京都は鱧、東京は鰻と夏の盛りの定番料理。
京都祇園祭はもうとうに終わったが、
今年祇園祭には行かれなかったので、せめて疑似体験として鱧料理をと
神楽坂にある、「暗闇坂 宮下 神楽」にて鱧料理のランチを楽しんできた。
午前中東京都美術館にてフェルメールの絵を観賞し、
空いたお腹を満たすには十分すぎるくらい
小気味いい鱧切の音から始まる若き料理長の
手さばきによる鱧料理を堪能してきた。
ネットで予約すると飲み物が1杯サービスとなる。

カウンター越しに京都出身の料理長さんとの気さくな
会話を楽しみながら彩り豊かで斬新な料理をいただき
帰りは料理長はじめスタッフの方々が坂を下りきるまで見送ってくださった。

入り口に笹が植えられているのが目安となる。


カウンター席は7席 
他に個室もあり女子会や記念日等の食事会、宴会にも利用できる


包丁がきれいに並んでいた


大きな鱧がこれからさばかれる


軽快な鱧切りの音



鱧の湯引き、てんぷらなどいろいろ作って頂く


マウリッツハイス美術館展

2012-08-03 | 日記
過日東京都美術館にて開催中の「マウリッツハイス美術館展」にて
待望のフェルメール「真珠の耳飾りの少女」を観賞することが出来た。

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は過去2回日本に来た。

・1984年(S59)4/24~6/10 国立西洋美術館
 「マウリッツハイス王立美術館展」 入場者数 152,360人

・2000年(H12) 4/4/~7/2 大阪美術館
 「フェルメールとその時代」展 入場者数 約59万人

今回はどのくらいの入場者数になるのでしょうか。
・2012年(H24)6/30~9/17 「マウリッツハイス美術館展」



上野駅前にて

美術館入り口

球体のモニュメントに映り込み


入場制限 延々と並ぶ

混雑ぶりは半端ではなかった


フェルメール「真珠の耳飾りの少女」の前は立ち止まってみることはできなく
いったん通り過ぎてまた引き返し脇から見るような形でやっと見ることが出来た。
少女の絵を見ていると何か語りかけているような、
その振り返っているような目や少し開いた唇から、
何を思っているのかと想像したくなるような
その視線に魅了された。

以前模写した時とは想像できないくらいの
そのまなざしは奥深くその前を動きたくなくなる。
またターバンの青はゆうまでもなく鮮やかなウルトラマリンブルー
唇は赤く艶やか、真珠の白、
ターバンのすそは光と影を使い分けた黄色
しっかりと目に焼き付けまた描いてみようかと思い起こさせてくれた。

グッズ付きの入場券を入手していたので、
フェルメールの絵が印刷されたスカーフをもらい、
ミュージアムでもまたいろいろとグッズを入手し美術館を後にした。




日盛り・十五夜

2012-08-02 | 日記
五輪の体操男子・個人総合で内村航平選手が金メダル。
毎日猛暑が続く中、この快報には暑さがすっ飛んだ。
深夜からずっとテレビを見続け、選手の演技にくぎ付け。
一つ一つの演技の終わりにピタリと着地する見事さ。
それは美しく見応えがあった。
かつては体操ニッポンと五輪では団体総合5連覇の偉業がある。
内村選手も個人より団体で金を取りたかったと・・・
夢はかなわなかったがそれでも銀である。
素晴らしい快挙に新聞テレビは大きく取り上げていた。
それぞれエピソードなど交えて。

今日も日中の暑さは半端ではなかった。
そんな中空は夏雲が遊び、
入道雲になるかと思いきやいつの間にか雲は消え、
日盛りの真っ青な青空になった。
それでもベランダのアロエやインドミントは青々と、
暑さにもめげずに育っている。
ミントの香りは清々しさを与えてくれ一服の清涼剤となった。

テレビ観戦からふっとベランダに出て日盛りの空を眺め
雲の遊び姿にしばし見入っていた。
今日は十五夜もうすぐ月が出てくるころである。







真ん丸なお月様が出ていました。撮影時間20:17でした。


ちひろ美術館・東京

2012-08-02 | 日記
新宿で感動のドキュメンタリー映画「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」をみて
その余韻が残る中、西武新宿線に乗り上井草下車徒歩7分の「ちひろ美術館」へ行ってきた。

ちひろが最後の22年間を過ごし、数々の作品を生み出した
東京・練馬区下石神井の自宅兼アトリエ跡に建てられた美術館。
案内板を見て道なりに住宅街を行く。


緑に囲まれた瀟洒な建物


8月26日まで映画公開記念展としてちひろ27歳の旅立ちを展示中


外から見たミュージアム


外観・屋根にはちひろの絵が


中庭には可愛い彫像や花が沢山


美術館内のご案内パンフ




館内は赤ちゃんから楽しめるイベントがいっぱい。
今まで見てきたおなじみの絵から始まり、
絵本、ちひろのメッセージなど、
飽きることなくちひろの世界に浸ることが出来た。
ミュージアムでは目移りするほど豊富な絵のグッズが沢山並ぶ。
気に入った絵の品を何点か購入。
三人それぞれの思いがこもったお土産。
とても満足した絵の観賞のひとときだった。
帰りはちょっと洒落たお蕎麦屋さんで早夕食を済ます。
ここは長女が以前美術館に来た時に寄ったお店とのことだった。

上井草駅に向かう途中夕日が沈む光景に出合う。
そして上弦の月が出ていた。
昼間の月はめったに見られないのでコンデジだったが写してみた。
一日三人で久しぶりにゆっくりとした時間を過ごすことが出来た。



いわさきちひろ ドキュメンタリー映画

2012-08-01 | 日記
過日新宿にて「いわさきちひろ」~27歳の旅立ち~と題して、
初のドキュメンタリー映画が公開されていたのを娘達と観てきた。



娘たちも孫たちもちひろさんの絵本で育った。
あの独特の瞳の奥から時には優しく、
時にはものさびしげに問いかけてくる。
絵を見ているときの状況により受け止め方が違ってくる。
疲れて何もしたくないとき、
じっとちひろさんの絵をながめる。
心が和んでくる。

映画を見て初めて知った波乱に満ちた人生を送っていたこと。
壮絶な半生から伝わってくる感動のメッセージ。
ちひろ美術館館長をされている黒柳徹子さんが出演、
ちひろさんの言葉を代弁して語る。
その生きざまには没後40年近くたった今でも、
みんなに愛され続けられている要因があったのだろう。
だがそれはあまり知られていない波乱の人生。
それを監督の「海南友子」さんが
家族も知らなかったような所まで掘り下げて映画にした。

バツイチ 家なし 職もなし から絵を描くことに専念し、
病に倒れ逝った。
私たちにいろいろなメッセージを残して。

感動した映画の思いを抱いて上井草のちひろ美術館へ直行した。

ちなみに昨日は十三夜だった。


今日は十四日の月 ほぼ真ん丸