穏やかに…シニアブログ

日常・民話など

詩・13人の御霊に

2019-05-26 08:49:09 | 
   
                            男鹿半島入道崎 ↑ 
   ザザ-ンとなだれて
   波を抱き込み
   また盛り上がる
 
    岩をなぐりつけ
   砕けて散って また盛り上がる
 
    ナマハゲの高笑いか 
   うめき声か 男鹿の海鳴り
   風の音 母さんを恋うる声
   波の音 父さんを呼ぶ声
 
    にび色の海は
   悲しみをよみがえらせる
   13人の可愛い子どもたちよ
   あなたたちを 連れ去った波は
   砕けて 砕けて くだけ散って
   己の罪の深さを 恥じて
   懺悔の 白いなみだ
 
    13の御霊よ
   どうか 安らかな ねむりを・・・
 
  

   

    加茂青砂の海岸 ↑  遠足に来ていた子どもたちのうち、13名が津波の犠牲に。
 
     加茂青砂地区にあるカンカネ洞 ↓

   

    カンカネ洞の中から 浜を見る ↓

   

 
  
   ★ 36年前の今日 6月26日 午前11時59分 秋田青森県境沖でM7.7の地震が発生
     秋田市、青森県むつ市、深浦町などで震度5を記録 秋田、青森北海道で合わせて104名が
     亡くなりました。「日本海中部地震」です。
     上の画像の、加茂青砂という浜では、遠足に来ていた子供たちが お弁当を食べようとしていた時に
     津波にさらわれて、13名の子供が命を奪われました。
     この地区には13名の慰霊碑があり、毎年供養が行われています。
 
     広範囲で液状化がおこり、ライフライン、インフラなどの大打撃を
     被りました。あれから36年 間もなくその時間を迎えます。黙とうして犠牲者のみなさまの
     ご冥福をお祈りしたいと思います…