愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

親子

2018年10月09日 | 美容

思春期の症状の一つに、親を嫌悪する事が、まっとうな少年少女なら必ずあるものだと思う。

 

 

私など激しく嫌悪したから、激しく、まっとうだったはずである。

 

 

あんな親には決してなるまい、親のフリを見て我がフリを直す・・・直したつもりになるのだけれど、これが又、直らない。

 

 

 

私が思春期に恐れたのは顔の類似ではなく、見えないものが表す、考え方や行為。

 

 

押しつけがましさや、強情、一人よがり、感情の起伏の激しさ・・まだまだ一杯ある。

 

 

友達がビールを飲みながら「母親が嫌なのよぅ、もう意固地で暗いの。根がクソ真面目でさ、歳をとればとるほど、本性があらわになってさ、もう原石が露出してきた感じなの。それが、私に、そっくりなのよ。うーん、私の方が、ひどそう」

 

 

 

 

先日、息子がソファーにふんぞり返って「なんでだよぅ」っと私に突っかかる。

 

 

「何ででもよ」

 

 

「それじゃ答えにならんやろ、筋道ってねぇじゃん」

 

 

「あんた、義理、人情ってものが無いの?」

 

 

「義理と人情は別やろ、何で一緒にするのだ?オカンの考え方を俺は聞いてるの」

 

 

 

「うるさいわね~」

 

 

 

うるさいな~つべつべつべこべ・・・そして私はぞっとした。これって私と、そっくりではないか!!

 

 

別に問題は何でもいいのだ。何か引っ張り出して人と、あれこれ言い合うのが無常の楽しみなのだ。

 

 

 

親のフリ見てどころではない。子のフリ見て我がフリ直さなきゃ。

 

 

息子は、自分がうるさい奴だって気がついてない。

 

 

病院で看護師が赤ん坊を取り違えたことはなさそうだ。

 

 

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