昨日は10年来、通って下さっている方が子供連れで来店。
彼女は10年前は独身で市内の有名な大型エステサロンに勤務していた。
その当時は余り、プライベートな話はしなかったものの、彼女の母親がフェイシャルに来て下さっているので、彼女が東京に、嫁いだ事は知っていた。
Facebookで友達になっているので彼女が東京で、美味しい店を紹介していたり、子供の成長記録をアップしているのを見たり、故郷を離れて、寂しくなく、子育てをしているものだと安心していた。
ところが昨年、突然の離婚で、京都に帰って来てると言う話を聞いてビックリ!!
彼女は一人で子供を育てるのに、仕事を探し、住まいも探し、その合間に、フェイシャルにも来てくれていた。
昨日は小学校3年生の娘を連れて来店され、今までになく、色んな話をしてくれた。
私が「以前のエステの仕事に戻ろうとは思わないの?」っと聞くと、「絶対、戻らない、戻りたくもない!!」っと断言されていたので、何故、そこまで思うのか??突っ込んで聞いてみた。
以前、務めていたのは誰しもが知っている大型有名店。
チェーン展開をしているボディがメインのサロン。
彼女は新卒採用で入社し、3年間、務めて結婚し、退社した。
入社した、その月からのローン地獄が始まり、退社するまで続いたとのこと。
エステティシャンが、サロンですすめている化粧品を使っていないことは許されないらしく、一通り、買うこと20万のローン。
次はサプリメントのローンと次から次へ商品購入無理強いされ、毎月の給料の半分はローン返済に。
来店される顧客に対してのノルマが強烈で、コースが一通り、終わる頃には別のコースを薦めなければいけない。
ボディの顧客にはフェイシャルを。フェイシャルの顧客には化粧品を。
しばらく来店されてない顧客には毎日の電話営業を強いられて、エステティシャンとして色々な勉強をしたかったのに、肝心な所は全く教えてもらえず、立派な営業マンに成長したと笑っておられた。
そして、「あの」業界には二度と戻りたくないとも。
私も20代の頃、こういう経験があるので、とても理解出来るし、年月が経っても、今なお、こういうサロンが多いのも知っている。
消費者センターに寄せられるエステサロンの苦情の内容が化粧品が多いのも聞いている。
企業となると、顧客よりも売り上げ重視になってしまうのも、理解出来る。
でもなぁ~何か違うんだよね~何か、目線が自分達だけに向いていて、顧客に向いてないんだよね~( 一一)
時々、メーカー主催の研修に参加するけれど、皮膚の構造図さえ書けないエステティシャンが多過ぎる。
基本的な知識も無いのに、顧客を綺麗にしようなんて、チャンチャラ可笑しい( 一一)
昨日の夜、マツエクを生業としてる娘が家に来て、「私もフェイシャルくらい、覚えたいわ~」
「あんたには、無理!!」っと言っておいた。
フェイシャルくらい??だと~??
フェイシャルほど、奥が深い技術は無いのだ~(+_+)
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