ダイエットも健康常識も時代の流れと共に変化している。
本屋に行くと様々なダイエットの本がズラッと並んでいるけれど、運動で痩せるか、食事制限をするか、両方を組み合わせるか・・・これくらいしか方法が無かった。
同じ食事の量を摂っていても太る人、太らない人は新陳代謝の量が違い、筋肉量の多い人ほど、太りにくいと言われて来た。
「そんなに食べてないのに痩せないのよね」・・太っている人がよく言う「言い訳」
最近の研究により肥満の人と、そうでない人は「腸に棲んでいる細菌の種類」が違っている事
がわかってきた。
太っている人は食事の量を制限しても太ってしまう。痩せている人は少々食べ過ぎても太らない。この両者の違いは「腸内細菌が決めている」と言う新しい見解が示されている。
この驚きの研究を行ったのは、ワシントン大学のJ・ゴードン教授。
まず、腸内細菌を持たない無菌マウスを二つのグループに分け、一つのグループには太ったマウスからとった腸内細菌を植え付け、もう一つのグループには通常の体型のマウスからとった腸内細菌を受け付けた。
その後、双方に同じエサを食べさせて観察した結果、太ったマウスから腸内細菌をもらったグループは、同じエサを食べていても肥満になりやすいことが明らかになったらしい。
つまり太りやすさは「腸内細菌」が決めていたことになる。
この研究から肥満を健康的に改善するには「腸内細菌の勢力図を変えなければいけない」こと。
腸内細菌は・・善玉菌、日和見菌、悪玉菌の3つに大別される。
善玉菌が優勢であれば、人は痩せ、悪玉菌が優勢ならば、人は太る。
肥満対策は腸内細菌の改善から始めるべきだと言う事が新たに発見されている。
では、どうすれば善玉菌を増やす事が出来るのか??
つづく
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