お客様で中国漢方の薬局で、リンパマッサージをされてる方がフェイシャルに来て下さっている。
その方と話していると、実に面白いし、学ぶところも多い。
先日、その先生と話ていると「昔は母親や、おばあちゃんに、女の子は絶対に腰を冷やしたら駄目と言われませんでしたか?」
「言われましたよ。母親に、しつこく言われてました。冬場に毛糸のパンツを穿けと言われるのが嫌で嫌で」
私が高校生の頃、若い人向けの服が沢山、世の中に出始めた。服と同時に可愛らしい下着も売られるようになった。
私は性格が表面化していたのか、可愛いものは一切似合わなかった。
花のプリント柄やフリルが付いたタイプの物にも全く興味がなかった。
でも布地の分量が異常に少ない三角パンツは随分以前から穿いていた記憶がある。
「あれは、ちょっとねぇ」と言ってた友達が、彼氏が出来た途端、三角パンツに変わった。
真冬の寒い時にお洒落優先で生足で超ミニスカートを穿いていると、オバちゃん連中は「寒くないの?腰を冷やしたら駄目よ」と、よく言われたものだ。
薬局には体調不良を訴える若い女性が結構来るらしいが、全員、体の芯が冷えていると先生は嘆いている。
「とにかく下半身を冷やさないこと、冬場にパンストとパンプスは止めた方が良いよ」と言っても「うーーん」と反応が悪い。
せめてタイツにするように言うと「タイツは恰好悪い」と言う。
「うちは不妊の女性が沢山来るんですが、体を冷やしたいだけ冷やして来てるから低体温なんですよ。まず体温を上げないとはじまらないんですね。」
体は食事によって冷え、服装によって体の外からも冷える。2重、3重に冷やしているのに変えようともしない。
「それで赤ちゃんが欲しいと言われても、難しいの。もちろん、それだけが不妊の原因じゃないけれど、せっかく妊娠しても流産したり、うまくいかないです」
女性だけではなく男性の体も冷え、生殖能力も以前に比べて弱っているので不妊に悩む夫婦が多くなっているのは当たり前だそうだ。
「外出する時はお洒落もしたいでしょうから、それは仕方ないのよね。彼女達が汗を出すような生活をしていれば問題は無いの。でも汗をかくのも嫌いな女性が多くて、そうなると水が溜まって体が冷えて、そのうえ甘い物もよく食べる。毎日の食事は悲惨だし。体の感覚も鈍くなっていくから、体の芯が冷え切っているのに気がつかない。子供が欲しいのなら若いうちから自覚してほしいのよね」
私も若い頃は腰を冷やしていけないと言われても右の耳から左の耳に抜けていた。
でも何かを我慢しないと何かが得られない。冷えは万病の元とも言うではないか??
今は昔と違い、お洒落な、可愛い毛糸のパンツが店頭に沢山並べられている。
私も今年は初挑戦で毛糸のパンツを買いに行こうと思っている。
シミ、シワ、タルミ専門店
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