人の指紋が個人を識別できるほど、一人一人異なるように、腸内細菌も人によって違っている。
最近、腸内細菌の種類は生後12か月で、ほぼ決まってしまうことが、わかっている。
その後は人間の場合、死ぬまで変化しないらしい。
生後12か月とは、母と子が一番、密着して過ごす期間。
つまり、赤ちゃんの頃、お母さんが、あなたと、どのように過ごしていたかによって、腸内細菌の個性は決定されてしまう。
子育てには、流行がある。
何年か前に流行っていた方法が、今では全く、論外と言われている内容もある。
昔は、お母さんから赤ちゃんへ口移しで食べ物をあげたり、チュッチュ、チュッチュ、しつこいくらいキスをしていた。
でも今は、それはタブーと言われている。
食べ物の口移しやキスは「赤ちゃんに虫歯菌を移すからよくない」と。
確かに虫歯菌は親から子へ伝染することは、わかっているけれど、唾液を通して母親の持っている様々な菌が赤ちゃんへ移り、腸内細菌を豊かにするのは事実。
虫歯は口内衛星に気をつければ防げるもの。
でも生後12か月の間に母親が持っている豊かな菌を赤ちゃんに移してあげなければ、その子は生涯、貧弱な腸内細菌を抱えて生きていかなければならなくなる。
又、大事なのは母親だけでなく、父親も、祖父母や親せきなど沢山の大人とスキンシップをさせてあげると、触れ合った人の分だけ様々な種類の菌を受け入れることになる。
又、ひと昔前の子育てで間違っていたこと・・・「抱き癖がつくから抱っこはしない」・・・・赤ちゃんは周囲とのスキンシップから自分の腸内細菌を豊かにそだてていく。
今は赤ちゃんの精神安定のため、沢山、抱っこしてあげなさいと言われている。
生後12か月の過ごし方が今のあなたを作り、太りやすさや現在の健康の鍵を握っているのだ。
腸内細菌を豊かにするために母親と思いっきり触れ合うこと・・・これが今の主流。
つづく
シミ、シワ、タルミ専門店
SOU創顔