今、高齢者の健康で大きな問題となっている「新型栄養失調」
国は70歳以上の5人に一人が新型栄養失調になっていると報告している。
この原因は「コレステロール値が高くなるから」「太るから」と言って、肉や卵などの動物性たんぱく質を控える人が多くなっているからと言われている。
新型栄養失調で問われるのは「血清アルブミン」という成分。
たった、一つの成分が足りなくて70歳以上の5人に1人が寿命を縮めてしまっているという現状。
血清アルブミン値を3.5mg以下にしてしまうと、1年後に半数の高齢者が亡くなったという恐ろしい統計も出ている。
血清アルブミンの材料となるのは、肉や卵、魚などの動物性たんぱく質と大豆などの植物性たんぱく質。新型栄養失調は「タンパク質エネルギー栄養障害」とも呼ばれている。
「豆腐や納豆など、植物性たんぱく質を摂っていれば動物性たんぱく質は摂らなくてもよい」と言う人がいる。
或いは「肉や卵はコレステロール値を高くするだけでなく、体内を汚すから食べてはいけない」という困った人が本まで出している。
この間違った情報が広まり、常識となった結果、新たに生まれたのが「新型栄養失調」という病気。
もちろん魚や豆腐などにも良質なタンパク質が含まれているけれど、肉や卵にも良質なタンパク質は多く、血清アルブミンの材料として不可欠な食品なのだ。
誤った健康常識を信じて実践していると命を縮めてしまう。病気や肥満を避けたいために肉や卵の摂取を控え、それが原因で寿命を縮めてしまったなら、これこそが本末転倒というもの。
長生きするには肉や卵も、しっかり摂ろう!!!
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