愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

男性の更年期3

2019年07月15日 | 美容

どんな家庭でも、年月が経つほど、妻主導になるらしいと聞いている。

 

 

 

 

 

既婚の男性の殆どは自分の体が動かなくなった時、

 

 

 

妻が自分の面倒を見てくれると思っている。

 

 

 

そのために腹が立ってもなるべく妻には逆らわないようにしているという人もいる。

 

 

 

しかし、自分が妻の介護をすると考えている男性は一体どれくらいいるのだろう。

 

 

 

 

自分が介護をしてもらうという目算と同じくらい、

 

 

 

妻を介護する可能性があることを、ころっと忘れているような気がする。

 

 

 

 

よほど奥さんが年下ではない限り、夫も妻の介護が稀な事ではないことを認識するべきだと思う。

 

 

 

 

最近は「濡れ落ち葉」で考えを変え、現役で働いている頃から趣味を持つ人も増えたし、

 

 

妻の介護をしている男性も沢山いる。

 

 

 

一方で中高年の男性の自殺者が増えている。

 

 

 

 

これからは社会との関係性が変化し、

 

 

 

体調も変化する男性の更年期障害のケアが必要になってくる。

 

 

 

 

 

会社員の男性に聞いたら、30歳になった途端に、

 

 

50歳を過ぎた上司から「何でもいいから今のうちから趣味を持てよ。あとになって困るから」と言われたらしい。

 

 

 

 

 

確かにとても大事なことだが、皆がみんな、趣味を持てるわけではない。

 

 

 

 

気持ちに余裕のある人は、仕事もし、趣味を持って楽しんでいるようだが、

 

 

 

多くの男性はもう仕事だけで気持ちが一杯いっぱいで、

 

 

 

 

とてもじゃないけど、そんな余裕はない。

 

 

 

 

妙に意固地でまじめすぎる。

 

 

 

明らかに、神経が女性化している。

 

 

 

だいたい彼らはよく泣く。

 

 

 

 

プライベートで感動する映画を観たとか、

 

 

 

悲しい出来事があったというのなら納得するが、

 

 

仕事の上でぴーぴー泣くのだ。

 

 

 

つづく

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/


男性の更年期2

2019年07月14日 | 美容

妻の腰巾着のように付き添う男性は手芸店では陳列してある商品には全く興味を示さず、

 

 

 

とにかく妻のご機嫌を損ねないようにと、とても気を使っていた。

 

 

 

 

また、先日は外出先の駅周辺を歩いていたら、野球の阪神タイガースの誰かにそっくりなプロポーションの男性が歩いて来た。

 

 

 

 

 

顔もとても小さい。

 

 

 

 

体を露出するほどでもないが、それなりにフィットしたTシャツにパンツで、

 

 

 

 

彼からは「ぼくってとっても体自慢」という雰囲気が立ち上がっていた。

 

 

 

 

ところが段々、近づくにつれて彼の顔立ちがはっきり見えるようになって、私はびっくりした。

 

 

 

 

体つきは野球選手なのに顔が綾小路きみまろなのである。

 

 

 

 

顔立ちが似ているだけでなく、年齢もどう見ても彼と同年輩か、

 

 

 

 

若くても私とどっこいどっこいの深いシワがあり、

 

 

 

首から上と下とのギャップに「男性でもこういう人がいるのか」と感慨にふけった。

 

 

 

 

 

女性に対してはアンチエイジングがいわれて、一部の人々はやっきになっているようだが、

 

 

 

 

彼も男性のアンチエイジングを目指している。

 

 

 

 

中高年特有の体形にならないように、トレーニングをして、食事も節制しているのは明らかだ。

 

 

 

 

しかし残念ながら、顔は綾小路きみまろだ。

 

 

 

 

男性のアンチエイジングは女性よりも困難を極めそうなのは間違いない。

 

 

 

 

女性に対しては、中高年に消費してもらいたいせいか、

 

 

 

痒いところに手が届く商品が発売されたり、精神的なケアも昔よりはなされるようになった。

 

 

 

 

しかし男性に対しては、まだまだで、外見だけではなく老いる現実についても、

 

 

 

男性は意識が希薄なような気がしてならない。

 

 

外見は着こなし術やヘアケアなどでごまかせても、問題なのは内面のケアなのだ。

つづく

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

 

http://sougan.main.jp/


男性の更年期1

2019年07月13日 | 美容

女性が歳を取っていくのもそれなりに大変だが、

 

 

 

私には男性が歳を取る方がこれからは大変なように思える。

 

 

 

 

 

 

 

最近は「濡れ落ち葉」という言葉は殆ど聞かれなくなったところを見ると、

 

 

 

これではいかんと男性も退職後の生き方を考えるようになったのかもしれない。

 

 

 

 

「濡れ落ち葉」がそこそこ山積みになっていた頃、私はその典型的な場面を目撃した。

 

 

 

 

 

平日の午前中、大型手芸店に行くと売り場にオヤジがいて

 

 

 

 

妻らしき女性の後をぴったりくっついて離れない。

 

 

 

 

 

そして彼女が何かを言うと、待ってましたとばかりに、フロアを早足で歩き回る。

 

 

 

 

そして「お母さん、お母さんっ」と明るい声で妻を手招きしながら呼び、

 

 

探していた物があると棚を指さした。

 

 

 

 

そう言われた妻の方は「あら、そう」

 

 

と特別にありがたがるふうでもなく、

 

 

 

彼が立っている場所まで歩いていった。

 

 

 

 

そんな時間に手芸店にいるのは小さな子供を連れたお母さんか中高年のご婦人が殆どだ。

 

 

 

 

 

男性は皆無といっていい。

 

 

 

 

ただでさえ存在が目立つ上に、

 

 

「お母さん、お母さんっ」と大声を出されて、

 

 

 

妻としては相当恥ずかしかっただろう。

 

 

 

それを見た私は「男性の人生も大変だなぁ」とうなずいたものだった。

 

 

 

 

会社に勤めていた時は、彼は頑張って働いていたに違いない。

 

 

 

 

仕事一筋だと退職してやるべき仕事がなくなったとき、

 

 

 

何をするべきなのか、何をしたいのか分からない。

 

 

 

 

家にいても退屈だ。

 

 

 

 

妻は家事、趣味などやることも沢山あるが、

 

 

 

自分は、ぼぅ~っとしているしかない。

 

 

 

会社で自分のやるべき仕事がない恐怖を知っているから、家庭でも何もしないのは恐怖だ。

 

 

 

 

このままでは妻にも背かれるかもしれない。

 

 

 

 

とにかくまずは妻の腰巾着となってぴったりとくっついていれば何とかなると、手芸店まで足を踏み入れたのだろう。

 

 

 

つづく

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/


弁当

2019年07月12日 | 美容

知人の娘さんが今年から働き始め、自分で弁当を作って会社に通っている。

 

 

 

 

昼食時になると会社の空いている会議室に集合して5~6人で仲良くお弁当を食べているのだそうだ。

 

 

 

ある日、いつものように皆でお弁当を食べていると、

 

 

 

 

30代半ばの先輩の男性が「ちょっといいかな」と入ってきて、

 

 

 

 

皆が食べている弁当を見まわして

 

 

 

「おいしそうだね。手作り、いいねぇ、僕、ごはんだけあるんだけど、ちょっとおかずを分けてもらっていい?」

 

 

 

 

 

と手にしていた白飯のチンご飯を差し出した。

 

 

 

 

新入社員の彼らは少しづつ自分のおかずをご飯の上にのせてあげた。

 

 

 

 

すると先輩は「うまいねぇ、あっ、これもうまい」と絶賛しながら、大喜びで食べている。

 

 

 

 

 

先輩は「うちの奥さんは、僕にご飯を全然作ってくれないんだ。

 

 

この間も家に帰ったら、奥さんと子供達は食べ終わっていたのだけど、ないと言われたから、コンビニで弁当を買って食べたんだ」

 

 

 

と悲しそうにため息をついたらしい。

 

 

 

 

 

社内の人の話によると先輩の10歳下の美人で有名な奥さんは高校を卒業した直後に先輩と結婚した。

 

 

 

 

 

先輩は奥さんが高校生の時に一目ぼれして、ほかの男に取られる前にと強引に結婚にこぎ着けたらしい。

 

 

 

 

ところが奥さんは子供が二人生まれたのに家事の殆どをせず、ゲームばかりやっている。

 

 

 

 

最低限の家事は自分と子供のためなので夫は含まれていない。

 

 

 

 

先輩は日々の手料理にすらありつけないのに弁当を持って来られるような状態ではないのだ。

 

 

 

 

「ご飯がないってどういうこと?おかずの量を家族の人数分作っていれば、済む話じゃないの?」

 

 

 

私が知人に聞くと、奥さんはゲーム以外は興味がなく、

 

 

 

 

ご飯のおかずはウィンナーソーセージと卵と野菜を炒めるのが定番らしい。

 

 

 

 

家族の頭数など関係なく、毎回ウィンナーを一袋使い、自分と子供達で食べきってしまうと「ない」ということになるらしい。

 

 

 

 

 

この先輩とやらには気の毒だとは思いつつ、外見だけに目を奪われて、

 

 

 

 

妻になる人の性格や適性をチェックしなかったのだから「自業自得」と知人と私は意見の一致を見たのであった。

 

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/


踏切と犬

2019年07月09日 | 美容

私は夕方、仕事帰りに買い出しに行くのだけれど、

 

 

 

かなりの確率で出会う犬がいる。

 

 

 

もちろん飼い主の中年女性と一緒だ。

 

 

 

 

最初に、その犬を見た時、踏切の前の地べたに横座りをしていた。

 

 

 

犬によっては踏切を渡った時に、足を線路に引っ掛けたり挟んだりした経験があると、

 

 

 

 

嫌がって渡らなくなる場合があるので、その子もそうかと思って見ていた。

 

 

 

 

 

ところが踏切の警報音が鳴り遮断機のポールが下り始めると、

 

 

 

 

その犬は,しゃきっと座り直して目を輝かせている。

 

 

 

 

そして電車が走ってくると、それまでワンとも鳴かなかったのに

 

 

 

 

 

「キャン、キャン、キャン」と大声でほえながら、

 

 

 

 

 

もの凄い勢いでその場で、自分の尻尾を追いかけるようにぐるぐると回り始めた。

 

 

 

 

踏切で電車の通過待ちをしていた人々も、

 

 

 

 

最初はビックリしていたが、高速回転している姿を見て「ふふふ」と笑い始めた。

 

 

 

 

不思議だけど面白くて可愛いと老若男女関係なく、みな笑いながら眺めていたのだ。

 

 

 

 

 

犬は踏切で会うたびに、同じことをしていた。

 

 

 

 

私は踏切に近づいてくると「あの子はいるかな」と楽しみにしていた。

 

 

 

 

 

ある日、踏切に近づくと、例の犬が座っているのが見えた。

 

 

 

 

 

横道から歩いて来た、60代後半くらいの夫婦の夫のほうが

 

 

 

 

「ほら、また、いるぞ、あのバカ犬が」と言った。

 

 

 

 

ちゃかしたのではなく、本気で軽蔑するような口調で吐き捨てたのだ。

 

 

 

 

 

私は犬の名前も知らないし、飼い主とも知り合いじゃないけれど

 

 

 

 

「バカ犬とはなんだ!飼い主でもないあんたに、そんな事、言う権利なんかないだろ」

 

 

 

 

と怒鳴りつけたくなるくらい驚き、腹が立ってきた。

 

 

 

 

 

幸い、最前列にいた飼い主には聞こえず、犬と一緒に踏み切りを渡っていたのが幸いだった。

 

 

 

 

 

きっとその男性は自分以外のものを見下して、

 

 

 

 

心ない言葉を発してきたに違いない。

 

 

 

 

こういう慈しみの心が無い人は本当に嫌だ。

 

 

 

 

 

同じ驚きでも犬は笑いを与えてくれたが、じいさんには不快感と怒りを味わわされた。

 

 

 

 

 

世の中には理解に苦しむ感覚の人も多いけれど、

 

 

 

 

 

あの犬には傲慢なじいさんの発言にめげることなく、これからも力いっぱい高速回転を続けてもらいたい。

 

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/

 


タトゥー

2019年07月08日 | 美容

うちの近所には保育所があり、午後になると若いお母さん達が次々に迎えに来ている。

 

 

暑いので彼女達の服装は襟ぐりが開いていたり、

 

 

 

フレンチスリーブだったりするのだが、そこから見える素肌にタトゥーがあった。

 

 

 

 

あるお母さんは、背中側の首の付け根に、手のひらほどの大きさの蝶々。

 

 

 

 

 

もう一人は右腕の肩の付け根に近い部分に3センチくらいのスミレ、

 

 

 

 

もう一人は向かって右側の鎖骨の下にハスの花を入れていた。

 

 

 

迎えに来た5人の母親のうち、3人がタトゥーを入れていて、私は正直ビックリしてしまった。

 

 

 

 

 

海水浴に行けば、タトゥーを入れた人も見かけるものの、

 

 

 

 

ごく一般的な住宅地の中で、しかも母親のタトゥーを見るというのは、なかなか衝撃的だ。

 

 

 

 

私の世代から上はタトゥーというと刺青と同列の印象がある。

 

 

 

若い人たちにとってはアクセサリーのようなものでも理解しがたい部分があるのだ。

 

 

 

 

 

私が20歳の時にピアスの穴を開けたら、母には何も言われなかったが近所の、

 

 

 

 

おばさんからは「親からもらった大切な体に何をする」と物凄く叱られた。

 

 

 

 

 

あんな小さな穴でさえ、そんなふうに言われたから、もしもタトゥーを入れたとなったら、大騒ぎになっただろう。

 

 

 

独身時代にタトゥーを入れた若い女性も結婚して母親になる。

 

 

 

 

当然のことながら、おばあさんにもなる。

 

 

 

 

40~50年後にはタトゥーを入れた老婆がそこそこにいる可能性があるが、

 

 

 

 

皮膚のハリがなくなった体の上で、その時もスミレはちゃんとスミレとして見えるのだろうかと、そこがとても気になっている。

 

 

 

 

スミレが枯葉になっていたら面白すぎかも??

 

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/


ビデオマニア完結編

2019年07月07日 | 美容

映画監督気どりの男は海辺に横たわった彼女の爪先から頭の方へ、

 

 

じとーっとカメラを移動させ、何度もなめまわすように新妻の体を撮影した。

 

 

 

 

昼ごはんをもらった黒太郎が、そばに寄ろうとすると、

 

 

 

彼は片足をあげて追っ払った。

 

 

 

それを見た友達二人は急いで海の中に走って行き、

 

 

 

一人は浅瀬に横たわり、一人は持って来た最新型のハンディビデオカメラを手に、突然、彼らの真似を始めた。

 

 

 

 

「やめなさい、やめろってばーーー」

 

 

 

残された私達は気が気じゃなかった。

 

 

 

 

ああいう男は一度キレると、手がつけられなくなる。

 

 

 

 

いつ、二人をおちょくってるのに気付かれるかとハラハラしていると気配を察して彼が振り返った。

 

 

 

 

「あー、こりゃだめだ。絶対に嫌味のひとつも言われる」

 

 

 

と観念したのに、友達の持っているビデオカメラを見たとたん、彼の目は輝いたのであった。

 

 

 

 

5分ほどして監督のビデオ撮影は終わった。

 

 

 

 

ところが今度は私達の前をウロウロし始めた。

 

 

 

「中年女の水着姿」というマニアもいそうにない。

 

 

 

 

ビデオの撮影をしようとしているのかと思ったが、彼の視線は私達ではなく、

 

 

 

デッキチェアのそばのテーブルに置かれた、最新型のビデオカメラに注がれていた。

 

 

 

子供が欲しいものを見つけて、その前で見入っているのと同じ姿だった。

 

 

 

 

新妻はどうしているのかと目をやると、砂浜にど~んと座り、

 

 

 

バッグの中からサンドイッチを出してパクパク食べている。

 

 

 

彼はいつまでもビデオカメラを凝視したまま、立ち去ろうとしなかった。

 

 

 

 

 

私達6人は当惑してデッキチェアの上でバスタオルをずり上げながら、固まっていた。

 

 

 

 

そんな中で母犬、黒太郎、茶子の3匹は、ふんふんとニオイをかぎながら、そこいらへんを走り回っていたのであった。

 

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/


ビデオマニア4

2019年07月06日 | 美容

プーケット二日目

 

 

 

浜辺で私達の隣にいた新婚カップルは、単に新婚旅行のビデオではなく、

 

 

 

 

まるでエッチ系のビデオ撮影のような執拗な撮り方を始めていた。

 

 

彼は彼女の半ズボンの脱ぎ方も気に入らなかったようで、何度もやり直させていた。

 

 

 

それも「ちょっと僕たち、新婚旅行でおふざけでやってるんです」といったふうではなく、

 

旦那が監督、奥さんが主演女優のセンを狙っているみたいなのだ。

 

 

 

 

「やだー、いったい何なの、あの男」

 

「きっとビデオマニアなのよ」

 

「マニアはいいけどさぁ、やたら怒っていてこわいよ」

 

「新婚旅行であれなんだから、これから大変だよ、あの女の人」

 

 

「あーあー、でも怒られても笑ってるよ、奥さん。怒られるのが好きみたい」

 

 

 

私達は海に入るのも忘れて続けて彼らを観察していた。

 

 

 

 

Tシャツと半ズボンを脱いだ新妻の撮影を終えた彼は、

 

 

 

 

水着一枚になった彼女の姿を足の先から頭に向かって、下から上へ撮っていった。

 

 

 

 

「むちむち新婚妻、なんとか、かんとか」といった裏ビデオの撮影を見ているようであった。

 

 

 

 

次は何かと期待していると、彼は彼女に海に入るように指示した。

 

 

 

海に入るまでもちろん彼は撮影し続けている。

 

 

 

 

 

奥さんは見たところ、身長、158センチ、体重62キロといった感じである。

 

 

 

 

泳いでいる姿でも撮影するのかと思ったら、彼は彼女の足元を指さし、

 

 

 

又、なんだかんだと言っている。

 

 

 

 

離れたものだから何を言っているのか聞こえない。

 

 

 

 

しばらくすると彼女は両手を海の中に入れて、ぱちゃぱちゃやりながら水遊びを始めた。

 

 

すると又、彼が文句を言った。

 

 

 

彼女は、じっと言うことを聞いている。

 

 

 

 

そしてしばらくして、同じことを始めたのだが今度は、

 

 

 

にっこり笑ったり、小首をかしげたり、髪の毛をかきあげたり、というおまけがついていた。

 

 

 

 

「パターンにはまった演出だねぇ、あの男、女が長い髪の毛をかきあげれば、色っぽいと思ってるのよ」

 

 

 

 

 

「あの人、ずーーっと旅行中、ああやってビデオを撮り続けるのかなぁ」

 

 

 

 

「そうに決まってるわよ、あれはマニアの目つきだもん」

 

 

 

 

いけない、いけないと思いながら、私の頭の中には彼らの今夜の出来事が浮かんできてしまい、

 

 

 

あーだ、こーだと映り具合を調整しながら二人の姿をビデオに撮るのではないかと想像すると「あーーもう、やめてくれぇ」と言いたくなった。

 

 

 

つづく

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

SOU創顔

http://sougan.main.jp/

 


タイのシュノーケリング4

2019年07月05日 | 美容

ボートで散々な思いをして到着した無人島には5~6人で来ている中年のうるさい外国人以外は誰もいなかった。

 

 

 

彼らはただ浜で遊んでいるだけである。

 

 

 

 

島に着いた時、運転手のお兄さんが、私達にライフジャケットをくれた。

 

 

 

 

 

「あったんなら乗る前に頂戴よ~」

 

 

 

言葉がわからないお兄さんは、私がそう言っても、にこにこ笑っていた。

 

 

 

 

さすが、その島はおじさんが推したこともあって魚がたくさんいた。

 

 

 

 

おまけにナマコもいた。

 

 

 

 

グレーに黒い点々がついているのだが、

 

 

 

シュノーケルをやっていて、ナマコに出くわすと黒い点が目のように見えて、ぎょっとしてしまう。

 

 

 

 

ライフジャケットがあると少し遠くまで行けるので、ここでは随分、魚を見た。

 

 

 

 

2時間ほど遊んだあと、大きな島に行くことになった。

 

 

 

 

一同、またあのボートに乗るのかと不安になり、島までどのくらいかと尋ねた。

 

 

 

 

お兄さんの「10分くらい」という答えにほっとしたものの、

 

 

 

又、海面に叩きつけられるのに耐え、大きな島に着いたのである。

 

 

 

ここはとっても開けている島で売店も食堂もあった。

 

 

 

 

日本人の若い女の子たちも結構、来ている。

 

 

 

SMAP風のお洒落なタイの男の子たちが、ビーチサッカーをしていて、

 

 

 

その横では全く濡れている気配のない、

 

 

黒い水着を着た日本人の女の子の二人連れが、

 

 

 

長い髪の毛をぱさっと垂らして、パラソルの下でくねくねしていた。

 

 

 

 

 

「うーーむ、何かエッチな匂い」

 

 

 

そう思いながら、横目で見ていると、男の子が寄っていってナンパをしていた。

 

 

 

「やっぱしね」

 

 

 

すると、おじさんがにこにこしながらやってきた。

 

 

 

 

ナンパかと身構えたら

 

 

 

「パラセイリング、オモシロイ。ドオ」と声をかけてきた。

 

 

 

 

「怖いからいい」

 

 

 

「コワクナイ、オモシロイ」

 

 

 

彼は、やろう、やろうと誘う。

 

 

 

 

「ウィーアーオールドだから、だめなのよ」

 

 

 

と言ったら、おじさんは「ワッハッハ」と笑いながら行ってしまった。

 

 

つづく

 

 

シミ、シワ、タルミ専門店

 

SOU創顔

 

http://sougan.main.jp/

OU創顔