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川内原発は火山リスクなしという、安倍政権の無責任

2014年10月09日 | 脱原発
火山リスク懸念「川内原発なし」 政府答弁書
(東京新聞2014年10月8日)

 政府は7日の閣議で、御嶽山の噴火を受けて指摘される九州川内(せんだい)原発の火山リスクについて「原子力規制委員会は(火砕流や火山灰の影響はないとした)九電の評価を妥当と判断している」として、懸念はないとする内容の答弁書を決定した。
阿部知子衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。
 答弁書は、原発周辺の自治体に義務付けられた地域防災計画の策定に関しても、「原発が再稼働するか否かにかかわらず、都道府県及び市町村に置いて作成がなされる」として、再稼働の条件にはならないと指摘した。
 同計画の策定状況や実効性は、規制委の審査対象ではないとした上で、それらの審査をしなくても「再稼働に求められる安全性の確保が確認される」と説明した。

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こんなに短い記事なのに、またまた開いた口が塞がらないような情報満載で、無責任さをごまかすようなもっともらしい文語的表現をすれば、とりあえずわかんないよね、ということでしょうか。

無責任その1
複数の火山学者が、川内原発における火砕流と火山灰について、深刻な危険を警告している。
にも関わらず、政府は、規制委員会が安全だと言っているから、懸念の心配はない‥・と、御嶽山の噴火で国民の不安が高まっている現状を顧みず、火山地帯である川内原発の再審査を規制委員会に要求するなどの、政府としての国民を守るべき役割と説明責任を完全に放棄していること。

無責任その2
しかも、その規制委員会にさんざん圧力をかけてきたのは、誰なのか。厳しい審査をする委員を辞めさせ、原子力村と関係の深い委員を新たに投入。田中規制委員長は、「いろいろな方向から圧力がある」と言い、川内原発に関しても合格は「安全性の担保ではない」と明言してる。
そのくせ、万が一にも何かあった場合この内閣は、「規制委員会が安全と判断したからさ、それに従ったまで。僕達のせいじゃないからね」と言うのだろうと容易に想像できてしまう。

無責任その3
上記記事、2つ目の太字で示した部分。
「住民の避難に関しては、国じゃなくて、地域がやることだからね。都道府県、市町村が計画立てるんでしょ。あと、規制委員会の仕事に、避難方法の審査は入っていないからね、避難計画がきちんとできていなくても再稼働には関係ないからね」と言っていること。
川内原発の立地からして、もし地震、津波と噴火が同時に起こったら、どの方向にどうやって逃げたらいい?・・・活火山に囲まれた川内原発で、あらゆる視点から見据えた避難計画、立地地域及び隣接地域含めた用意周到な避難計画、すぐに作れるはずもないし、本当にできるのかも疑問。

無責任その4
そもそも、M9以上の地震なんか起こらない、二重三重に安全は守られているのだから電源喪失なんてありえない、という安全神話の自縄自縛で放っておいた結果の、福島第一原発の事故だった。
そんなこと起こらないから、考えなくていいと言うのは、福島から何も学んでいないということ。これはこの安倍内閣の根源的な無責任さの象徴といえますね。



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2 コメント

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ミキコさんへ (金木犀)
2014-10-11 10:57:31
その場しのぎ、セリフを読んでいるような借り物の言葉とその軽さ。
ゆえに、言っていることと起こっていることが矛盾する。あべこべになってしまうはずですね。
返信する
あべこべ氏と呼びたくなる (ミキコ)
2014-10-10 18:17:02
最近、このヒトのこと、あべこべ氏と呼びたくなります。言っていることは全て真逆ですもん。
返信する

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