「Mare」とはイタリア語で「海」
そして私がやっているデュエットのユニット名でもあります。
先日金曜日、老人施設でとうとうデビューいたしました。
一緒に歌っている方がその老人施設で音楽療法をされている関係で歌うことが出来たのですが、
おじいちゃんおばあちゃん、ものすごく喜んでくれました。
私もドレス着て、きらきらのアクセサリーつけて、ルンルンです。
歌ったのは夏・秋の唱歌メドレー(全部1番だけですが18曲あります)、
そして「オペラフィガロの結婚より」二重唱2曲。
しかも台詞付き!!
もちろん全部暗譜ですよ。
唱歌メドレーはおじいちゃんおばあちゃん、歌っているときは頭や手を振ってリズムをとって、
そして歌い終わると一曲ごとに拍手をくれて、みんな楽しんでくれました。
オペラの方は台詞がとても面白かったらしく、ゲラゲラ笑って、
歌は原語なんですが、それでも楽しく聞いてくれました。
最後にみんなで「ふるさと」を歌いましたが、やっぱり涙が出てしまいます。
「ふるさと」は特攻隊の若者がこれを歌いながら突撃したという歌。
「今の若者は突撃しろ!っていっても行けへんやろね」と言う伴奏の先生に私は
「もしそんな命令が下ったら私が代わりに行きます!」なんて宣言したけれど、
そんなことを言ったら非国民と捕まってしまう時代、親はどんな気持ちだったでしょう。
どんな時代だってどんな親だって、子供を死にに行かせるようなことなんてしたくなかったはず。
そんなことを考えたらまた涙が出て声が詰まってしまいました。
おじいちゃんおばあちゃん達は一生懸命歌っていたけれど、この方達も色んな経験をされて・・・・
そんなことを考えたらまた声が詰まってしまいました。
45分くらいの演奏でしたが
私たちの歌を聴いて楽しんでアンコールまでくださった皆さんに
感謝感謝の深い深いお辞儀をしてかえって参りました。
また同じ演奏を7月20日、今度はホールで歌います。
さて、今度はどうなることでしょうか・・・?