復興 見栄えだけ優先させた”罪”!
4月14日、第一原発の1~3号機を見下ろす100㍍ほど離れた海抜35㍍余りの高台から安倍首相がスーツ姿で説明を受ける様子がメディアで報じられた。
(資料1)スーツ姿で安全だけアピールする安倍首相
そこはマスクや防護服に身を固めることなく許されるのは、バスの車内と視察用の高台だけである。わずか6分ほどの駆け足で早々に立ち去ったという。高台の線量は100マイクロシーベルト超と高く、長居するのは許されない場所だった。その姿が可能になったのは「フェシング」と言う、全面をモルタルで覆い、雨水が地下に浸透することを抑え、放射能も低く抑えられているからだという。廃炉・収束作業のメインである核燃料魂デブリは1千㌧あまり炉心に残ったままだ。
3号機の使用済み燃料運び出しも線量が高く、500㍍も離れた場所からの遠隔操作で、今年2月から始まりすでに27件の不具合と故障が連続して発生している。
安倍首相は2013年東京オリンピック招致演説でアンダーコントロール「汚染水は福島第一原発の0.3平方㎞の港湾内に完全にブロックされている」と発言した。
(資料2)汚染水対策の一つである陸側洒水壁
(資料2)を見て欲しい、この演説を基に短期間で「陸側遮水壁」を設置した国と東電だったが「すだれのような凍土壁」(当時・更田原子力規制委員・現委員長)と言わしめた失敗作だった。110万㌧のタンク群を見みれば明らかである。更に、同凍土壁の地下はコンクリートではなく砂地だから汚染水は地下水と混ざり海に流れているのは明白である。
東電の資料にも15㌔㍍沖合でセシウム137同134が記録されている。
これだけではない!安倍首相は復興の見栄えだけを宣伝し、国民の多くをその気にさせる“罪”は愚かとしか言いようがない。「カッコ付だけして、安全をアピールするのはいい加減にしろ!」と言いたい。
P2,3 第一原発”カイゼン”一人歩き・・・
一律 コスト削減 10分の1へ!
P4 2巡目報告でも甲状腺がんと放射線被ばく関係なしと公表
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P6 モニタリングポスト住民の力で”当面存続”になった!
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