石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

北海道震度7土砂崩れ死者40名 No201

2018-09-19 19:02:28 | 脱原発情報

北海道震度7土砂崩れ死者40名  
 直下地震への備えはあるか・・・

 6日、午前3時8分頃ごろ北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震が発生し厚真(あつま)町で震度7、道内各地で強い揺れに襲われた。(資料1)停止中の泊原発3基も外部電源を喪失、約9時間半にわたり非常電源で使用済み燃料を冷却し続けたという。京都大学の蒲田浩毅教授の「防災の鉄則」を学んでみたい思う。
  …現在の日本列島は9世紀(西暦801年から同900年までの100年間を指す)の状況と酷似している。当時東北沖で巨大地震が起きた9年後に関東南部で直下型地震、さらにその9年後に南海トラフで巨大地震が発生した。これを21世紀に当てはめると、東日本大震災が起きた2011年の9年後に当たる2020年に首都圏の近郊で直下地震が起き、さらに9年後の29年過ぎに南海トラフ巨大地震が起きることになる。 もちろん、この通りに地震が起きるわけではないが、こうした状況下で東京五輪が開催されることを私は警戒している。東京五輪では多数の外国人が訪れるが、地震になれていない彼らは確実に「災害弱者」となる。(略)…東日本大震災で不安定になった地盤の状態がいまだ回復していない。M9という巨大地震の発生によって日本列島は東西方向へ5㍍ほど引き離された。そのゆがみを解消しょうとして今後10年は内陸の直下型地震がやまないだろう。日本列島は東日本大震災の発生以降「大地変動の時代」に入った。日本地震学会も認めるように何月何日に地震が起きるという「予知」は不可能だ。よって「過去は未来を解く鍵」という地球科学の基本的考え方に従って、本稿の「予測」活用して欲しい。

  脱原発情報 No201号 PDF版はこちらから