石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

40㍍の津波が生まれた現象は・・・! No219

2020-03-29 16:43:32 | 脱原発情報

東日本大震災9年目                     
   
 この時季になると決して忘れられないこと…それは東日本大震災である!
 2011年3月11日 14時46分 震源 三陸沖 M9.0 最大震度7 大津波富岡町沖20㍍
 ・死者・行方不明者 全国18,428人(福島県1,810人・宮城県10,760人・岩手県5,787人・他県71人)
 ・関連死 全国 3,739人(福島県2,286人 ・宮城県  928人・岩手県  469人・他県56人)

 
(資料1)東北電力女川2号機、売りは29㍍の防潮堤
 津波の直撃を受けた第一原発では、人類がかつて経験したことのない原子炉3基メルトダウン! 「東日本壊滅か…人が住めなくなる可能性…下手したら日本の国もダメになるかもしれない!」現場では驚愕するような会話があった。そして「原子力緊急事態宣言」が発出され、今も解除されていない。

 これほどの過酷事故でありながら政府は原発から離脱するどころか一層執着し続けている。
 2月27日、原子力規制委員会は(資料1)の女川原発を原子炉等を審査する新しい基準に適合していることを判断した。
 3.11で被災した原発では日本原電東海第2原発に次いで2基目になる。次は再稼働の地元対応が焦点になる。
  しかし、女川原発の主な安全対策は「基準地震動」(最大1,000ガル)を踏まえて建屋・配管・送電線網などの耐震工事をしたと言う。
 特に「基準津波」23.1㍍を想定し、防潮堤を海抜29㍍にかさ上げしたのが最大の売りとなっている。
 ところが東日本大震災では岩手県宮古市で巨大津波が最大40㍍の高さまで駆け上がったことが分かって来た。
 
(資料2)岩手県宮古市田老で観測された40㍍津波
(資料2)は同田老地区ある高さ10㍍、全長2.4㌔㍍、2重の堤防。日本版“万里の長城”と呼ばれた防潮堤が津波によって破られた。防潮堤が高ければ高いほど、それを乗り越え、速度を増し、破壊
力を増し、壊滅的な被害をもたらすというのだ!何故このような現象が起きたのか?・・・・

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P 3 「海洋投棄反対は変わらない」
   福島県漁連会長 野崎 哲さん

P 4 山下俊一氏いまさら言葉足らずの講演だったとは!!

P 5 水の惑星をトリチウムで汚すな!!

P 6 浪江町 海洋投棄に反対する決議全会一致で可決!
   過労死は決して許さない!(フクシマ原発労働者相談センター)