過酷事故時、燃料プールの状況は危機的だった・・・
この作業はメルトダウンやベント、原子炉格納容器破損を起こした1~3号機では、はじめての作業だった。
(資料1)燃料を輸送容器にいれトレーラーで運ぶ
(資料1)燃料の長さ約4.5㍍、重さ約250㌔、7体を水中で専用の金属容器に移し、専用トレーラーで供用プールに移動したという。この作業、放射線量が高く500㍍離れた場所から遠隔操作で作業を行ったという。今後、2年で作業は終了するというがトラブルは避けられないともいう。
何故、これだけ慎重にならざるを得ないのか? それは8年前の3月14日“使用済み燃料の恐怖”を思い出して欲しい。
地震と津波、それからはじまる原子炉を冷却出来ないためメルトダウン。水素爆発、ベント、格納容器の破損。特に、1,535体の満杯になっていた4号機のプールの底が抜け大量の放射性物質が漏れ出ると予想された。
これが近藤駿介原子力委員会委員長作成の「福島第一原子力発電所の不測の事態シナリオ素描」である。
(資料2)・・・不測の事態シナリオ素描
(資料2)のように第一原発の半径170㌔圏内、チェルノブイリ強制移住基準に相当する250㌔圏内を汚染区域として首都圏内3,000万人住民避難…、米国は日本の危機的状態を予測!
これほどの危機的状態にしたのが「使用済み燃料」である。ゆめゆめ安心など出来ない。
地震と津波はいつ襲ってくるか分からない。
P2,3 震災関連死 5月1日現在 2,273名
P4 被ばく医療の司令塔「高度被爆医療センター」発足
初代センター長に山下俊一氏 放射線健康被害から住民を守られるか!
P5 だまし討ちの最終処分は許さない!
公聴会を開催し説明責任を果たせ!
P6 再開後47回東電交渉 過労死・労働環境などを追及
「過労死の責任を追及する会」
遺族を支援しともに戦う集会を開催