資料1
2月25日午後1時から、福島原発事故後第25回目の東電交渉がいわき市平で開かれました。テーマは以下の通りであります。
①「福島第一原発1・2号機の排気筒の亀裂による倒壊防止を求める要請書」の提出と質疑。
②被曝労働者の処遇改善、汚染水など、これまでの質疑への再々回答及び質疑。
③賠償、ADR(裁判外紛争解決手段)和解案について東電の拒否問題。
特に、(資料1)の排気筒が倒壊すれば、排気筒の下部に蓄積された放射性物質が飛散するばかりかメルトダウンが進んだ2号機の建屋が一部でも破損することになれば、建屋内に滞留している大量の放射性廃棄物がプルームとして流れ出す危険性が指摘されています。
排気筒の亀裂問題は危険な状態が続いており、早急に補強・解体が必要であると求めた。
東電は「初回点検2013年8月と比較して2年後の9月の調査では新たな損傷はないし、腐食は進んでいるが倒壊の危険はない」「次回、検討の進捗状態について報告する。高線量なので解体時期など検討し次回、回答する」「排気筒の底部では10シーベルト(7シーベルトで即死)だったが今は2シーベルトだ」など楽観的な話をしています。
(資料2)の3.11東日本震災時「地震~軟弱地盤~液状化~地盤崩壊~倒壊」し、最も恐れられていた全電源喪失事故(ステーション・ブッラックアウト)に繋がったことを忘れてはならないはずであります。
(資料2)全電源喪失となった送電線倒壊現場特に1~4号機
の建屋周辺は毎日1千トン地下水が流れ込んでいる。