石丸日記

反原発運動半世紀
バックは福島第一原発事故を伝える福島民報2011年3月13日号

日本・千島海溝 地震・津波の注目を No252

2022-12-31 19:54:25 | 脱原発情報

有史以来続発する!
日本・千島海溝 地震・津波の注目を・・・



[資料1] 上が領域区分と下が発生年度を示す

(資料1)は日本海溝及び千島海溝沿いの領域ではM7~9の大小様々な地震が多数発生している。3.11大震災では死者・行方不明者1万9,131人(2012年.2月現在)と2万人に近いのだ。1896年明治三陸地震や869年貞観地震など巨大津波が繰り返し襲っている。中央防災会議も最大の警報を出している。
 この海域では、突発的に地震が発生した場合を想定し、平時から事前の防災対策を徹底し、巨大地震・津波に備える必要があるとしている。
 気象庁はM7クラスの地震が発生後、数日程度の短い期間で、もっと大きな地震が続いて起こると言う。
 2016年の熊本地震がそれで、震度7の巨大地震の後、約28時間以内に、更に巨大地震が発生しているのだ。それを「後発地震」と言う。
 発生する確率は低いものの同防災会議でも同地震への注意を促す情報の発信が必要としている。 過去100年程の間(1904~2017年)に世界で発生したM7以上の地震が1,477回の事例があり、その内、地震発生後7日以内にM8以上の地震が発生した事例は17回あると言う。
 最新の想定では、冬の厳寒の深夜にM9級が日本海溝で起きた場合、死者約19万9千人、千島海溝沿いなら約10万人とされている。
 要するに「起こる可能性のあることは、すぐにも起きる…と肝に銘ずることだ!」被害を軽減するには国民ひとり一人の意識向上が不可欠である。
 
[資料2]   陸側と海側プレートの境目

(資料2)は陸側と海側プレートの境目だという。 この海沿いには16基の原発と再処理工場がある。(青森2基、宮城3基、福島10基、茨城1基)
 「原発は停止すれば大丈夫!」等と思ってはならない。建屋天上に膨大な熱を出し続ける使用済み燃料プール…更には共用プール、様々な放射性廃棄物が天文学的数字になって置かれていることを忘れてはならない。
 それだけではない!
 規制庁は「第一原発には地すべりの痕跡がある!」としている。

脱原発情報No252号 PDF版はこちら

P2~3 第一原発には・・・
    地すべりの跡があり 他にもあるのでは?

P4   アンケート調査項目にUNSCEARの環境評価記載を要求!!
    神ノ田昌博委員(環境省)

P5   犠牲になった生き物たちも俺の仲間だ!
    避難指示区域で家畜や飼い犬・猫を保護し続けた男

P6   内堀雅雄知事の国家戦略に
    傾注する姿を見る! その2