能登半島地震 人的 建物被害
1月1日、発生した能登地方地震は石川県発表によると18日、9時時点で、死者232人、安否不明22人、負傷者1,048人、住宅被害は全半壊、一部損壊72,952棟になって、驚くべき事態になっている。
[資料1] 「最大震度7」と海底活断層を示す地図
「気象庁」が2日、開いた記者会見(注1)では能登地方では(資料1)のように、1日、午後4時6分に震度5強の揺れが襲った後、4分後、一連の地震で最大となる震度7を観測した。更に、その8分後、震度5強の地震が起きるなど2日午後5時半まで震度5弱を11回観測した。緊急地震速報は13回発表された。
2016年の熊本地震では震度7の前震の後28時間後に再び震度7の本震が起き、大きな被害をもたらしている。 気象庁は「前震や本震を区別できる段階ではない」としている。
能登地方では2022年6月震度6弱。2023年5月には震度6強を観測するなど3年以上にわたって地震活動が活発化しており、同庁では今後も警戒するよう呼びかけている。
[資料2 ] 震源域と活断層の場所を示している
今回の震源は(資料2)の能登半島の先端部分で起きている。M(マグニチュード)7.6とはM6の約40倍以上のエネルギーがあり、余震も広範囲で起きているのが特徴である。そのエリアは能登半島西側の輪島市沖から新潟県佐渡島西の沖合まで続く130㌔に及ぶと言うのだ!
この一帯は日本列島が東西から押される境界付近にあり水平方向に圧縮されて出来る「逆断層」(既報No257、2023.5.25で取り上げている)が集中している場所だと言うのだ!
[資料3] 約4㍍の隆起が観測されていた地点
更に、「国土地理院」によると(資料3)のように 輪島市では約4㍍の隆起や約1.2㍍の西南西方向へのズレが観測されたと言う。 大規模な山崩れや建物崩壊もこの問題であろうと想像される!
「産業技術総合研究所」によると能登半島北側の沿岸にはM7級を含む地震を起こすとされる「海底活断層」が複数走っていると言う。(資料1)の青点線である。
※情報6ページの「3・11大津波対策を邪魔した男たち②」に記載した阿部勝征氏の氏名を誤って阿部勝正氏と記載してしまいました。お詫びして訂正致します。記事は修正し再掲致しました。
P3~4 再開後76回 東電交渉
ALPS配管洗浄作業で高線量被ばく事故問題で追求!
P5 デブリは取り出せるのか?
P6 3・11大津波対策を邪魔した男たち ②
阿部勝正氏という学者が東京電力の津波対策に了解を与えた