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新型 CIVIC e:HEV 丁寧に乗りたい(ブレーキペダル編 - その参)

今日は、先日の GW 帰省時の高速道路走行インプレッションの番外編ということで、
わたしの悩みのタネの1つであります、ブレーキペダルの持病に関連する内容です。

高速道路で長距離を走ってきましたという話が、なぜブレーキペダルの話に繋がるのか。
読んでみたらあまりにアホらしくて草、ということにもなるかもしれませんが、
もし何らかの参考になりましたら幸いです。



(目次)
・e:HEV + ACC で高速道路は楽勝だが ・・・・
・ブレーキペダルの持病の件
・ACC の自動減速でも「カチ」と鳴る
・一年振りに高速道路を走った結果
・取るに足らない問題なのか?
・「リレーまたはスイッチの作動音」はあり得ない
・果たして解決可能な問題なのか?


e:HEV + ACC で高速道路は楽勝だが ・・・・

過去記事「高速道路走行編」「高速道路走行編 - その弐」で書きましたように、
わたしは年に数回の長期休暇の折に、車で帰省することがよくあります。
今年の GW も、高速道路を走って帰省してきたところです。

車で帰省する場合、それなりに疲れることは覚悟する必要があります。
片道約700km、約12時間の長丁場なので、「苦行」と言っても決して大袈裟ではありません。
「こんなしんどいことはもう二度と御免だ・・・・」と、昔 3代目フィット(ガソリン)に乗っていた頃は、高速を走って帰省する度にそう思ったものでした。

しかし、それも過去のことになりつつあります。
4代目フィット e:HEV に乗り換えて、高速道路で長距離を走るのが大幅に楽になりました。
昨年の3月に新型 CIVIC e:HEV に乗り換えてからは、さらに格段に楽に走れます。

石跳ねや穴ボコの問題など、高速道路を走る場合は、特有の気苦労があります。
それを差し置いても、今では高速での帰省がほとんど苦ではなくなりました。
e:HEV のパワーと ACC があれば何も怖くない、そんな感じです。

但し、1つだけ、高速道路を ACC で走行することを考えた場合、
嫌というか、憂鬱な気分にさせられることがありました。
それは、わたしの新型 CIVIC e:HEV が抱えるブレーキペダルの持病の件です。




ブレーキペダルの持病の件

わたしの新型 CIVIC e:HEV が抱えるブレーキペダルの持病とは、
具体的には、ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴る症状です。
運転席の足下に取り付けられているブレーキペダルの、機構のどこかの部品同士が接触して、「カチ」という音が出ているものと思われます。

これは正直、嫌なものです ・・・・
車に必要不可欠な「走る、曲がる、止まる」の「止まる」をやる度に、
「カチ」と音がするわけですから、鬱陶しくもなります。

納車した当初は、全くそんなことはありませんでした。
しかし、納車から約4ヶ月経った昨年7月、左後輪ブレーキのトラブルがきっかけで、踏むと「カチ」と音がする症状が出始めました(過去記事「ブレーキペダル編 - その弐」参照)。
つまり、やむを得ない消耗・老朽化によるものではなく、明確なトラブルが原因で出た症状だということです。

以来、この症状と付き合ってきて、分かったことがあります。

1つ目は、ブレーキの踏み方次第では「カチ」と鳴らない場合もあるということです。
ブレーキのタイミングが遅れてサッと素早く踏んだ場合は、ほぼ 100% 「カチ」と音がします。
逆に、余裕を持ってジワッとゆっくり踏んだ場合は、踏む位置や角度(?)などの条件次第で、鳴ったり鳴らなかったりする感じです。




ACC の自動減速でも「カチ」と鳴る

もう1つ分かっていることは、人間がブレーキペダルを踏んだときだけでなく、
ACC 走行中に車が自動ブレーキをかけた場合も「カチ」と鳴る、
ということです。

昨年の GW に初めて高速を走ったときは、「カチ」の持病はまだ発症していませんでした。
それから2ヵ月後の昨年7月に持病を発症し、その後のある日、一般道で ACC を作動させてみたときに、自動ブレーキでの減速時にも「カチ」と音が鳴ることに気付きました。

それに気付いたときは、かなり幻滅しました ・・・・
がっかり感がハンパなかったです。

眼の前が真っ暗になったと言っても、過言ではありませんでした(笑)

自動ブレーキで起きるということは、確率 100% ということだからです。
人間が足で踏む場合は、前述のように、踏み方の匙加減次第で鳴らないときもありますが、
自動ブレーキの場合、制動の加減は常に一定の筈です。

そして、ACC は車間距離を一定に保つために、自動での減速を頻繁に行ないます。
その度に、ブレーキペダルの付近から「カチ」と音が鳴ることになります。
もちろん、高速道路を走るときもそれは同じです。
ACC があれば楽勝だぜ! と高速をいい気分で走っているのに、ブレーキペダルが
「カチ」、「カチ」・・・・と鳴りまくる鬱陶しさに、つきまとわれるのです。


そんなの、嫌じゃないですか?
せっかくの先進機能である ACC が、台無しだとわたしは思います。


一年振りに高速道路を走った結果

そんなことで、「ACC での自動減速でも "カチ" とブレーキペダルが鳴る」という残念な事実に気付いてから、月日は流れ、納車から1年が過ぎ、5月の時期を迎えました。
そうです、今年の GW 帰省は、「カチ」の持病を発症後初めての、高速を走る機会でした。
もちろん ACC を作動させて走りました。

・・・・ その結果は、いい意味で予想を裏切られました!
確率 100% で鳴りまくることはなく、人間がブレーキを踏むときと同様、鳴るときと鳴らないときがありました。

具体的には、ACC の設定速度が 85km/h とか 90km/h とかの、一般道よりもかなり速い速度で走っているときは、自動で減速しても「カチ」と鳴らないことの方が多かったです。
それよりも遅い速度で自動ブレーキがかかると、鳴る確率が増大する感じでした。

約700km もの長距離を走って帰省するわけなので、走行車線を ACC で走ります。
すると、車間距離を維持するための自動ブレーキが、頻繁にかかります。
今回の帰省時も、何十回何百回と、自動ブレーキが作動した筈です。
そのときの体感の記憶で言うと、「カチ」と音が鳴らないことの方が多かったように思います。

減速の率が関係しているということなのか、どうなのか ・・・・?
いずれにしても、「高速を ACC で走ると、カチ、カチ・・・・ とブレーキペダルが鳴りまくる」のかと思っていたのですが、実際に走ってみると、そうでもないことが分かりました。

この結果は、わたしとしてはもちろん非常に喜ばしいことです。


取るに足らない問題なのか?

ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴る持病は、4代目フィット e:HEV でも出ていて、
その症状は、新型 CIVIC e:HEV よりも酷かったです。

酷いというのは、鳴る頻度もそうですし、「カチ」と鳴ったときの音が派手というか、
いかにもこう、ブレーキペダル周りの機構が軋んでいるような、そんな感じの音でした。

それに比べると、新型 CIVIC e:HEV の「カチ」の音は、かなり小さいです。
ブレーキペダルの作りが、4代目フィット e:HEV は比較的華奢であるのに対し、
新型 CIVIC e:HEV のブレーキペダルはごっついので、そこが有利に働いていると思われます。

だったら、別に大した問題じゃないじゃんよ、と思う人もいるかもしれません。

わたしがこれが嫌な理由は、単純明快です。
自分の乗る車がボロかったら、誰でも嫌ですよね?
要するにそういうことです。
ブレーキペダルが「カチ」と鳴る音は、「俺のシビックは、ある部分でボロいのだ・・・・」
という現実を突き付けられるのと同じだからです、わたしにとっては(笑)

同じ悩みを抱える人が、世間にどれくらいいるのか、改めて調べてみましたところ、
やはり少なからず多くの人が、この問題で悩んでいることが分かります。
価格.com や Yahoo! 知恵袋など、相談系のサイトでの書き込みが目立ちます。
踏むたびに「カチ」と音がするのが、気になる、鬱陶しい、という相談が多くあります。


「リレーまたはスイッチの作動音」はあり得ない

それらの書き込みを改めて見て、思ったのですが、この話になると必ず「ブレーキランプのスイッチまたはリレーの作動音だ」という意見が出ますが、おそらくは、自分の車でこの症状になったことがない人ではないかと思います。

ただ、ディーラーでそう言われた(=ブレーキランプのスイッチの作動音だ)と書いている人がいるのを見たのは、ちょっと驚いてしまいました。
確かに、ディーラーがそう言うのであれば強ち無視はできませんが、では、「カチ」がブレーキランプのスイッチ/リレーの作動音であるとして、以下はどう説明がつくのでしょうか?

① 納車してから件のトラブルがあるまでは鳴らなかったこと
②「カチ」と鳴るときと鳴らないときがあり、鳴らないときはブレーキランプが点灯していないということになるが、そんなことがあり得るのか?
③ 全く鳴らない車も世の中にはたくさんあるが、ブレーキランプが点灯しない車なのか?(笑)


こう言うと、否定派の人たちは「気のせいだ」と言って ① を否定するか、挙句の果てには、「気にし過ぎだ」、「そんなことで悩んでないでもっと人生楽しんだら?」みたいなことを言ってきたりもするんでしょうか、そんな気がします。
まあ、そう言われても、返す言葉もないんですけど(笑)
でも、じゃあ ②、③ はどうなんだ? ということですよ!

今回改めて、ネットの情報やスレを見てみましたところ、「リレーのスイッチの音だと言っても、鳴るときと鳴らないときがあるのが理解し難い」と言っている方を一人見かけました。
つまり、②、③ があるからリレーの作動音説はおかしいと、疑問を投げかけているわけです。
これに対する明解な答えは、わたしが見る限り見当たりません。




果たして解決可能な問題なのか?

そして、数あるネット情報とスレを見渡しても、この問題の解決事例はまだないようです。

「このまま慣れるしかないのだろうと、諦めています」

↑こう書いている人を見かけましたが、その気持ち、わたしもまったく同感です。
ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴るという、この問題は、
一度発症してしまったら、解決はほぼ無理であろうというのが、
世の中の状況を見渡してみての、わたしの感想です。


何せ、ディーラーでさえスイッチの作動音だと言ってるケースが、あるくらいです。
今も多くの人が、原因不明のままこの問題で悩んでいる、それが現状だろうと思います。

解決のわずかな可能性があるとすれば、「カチ」と音が鳴る症状が出るようになったきっかけが何だったのか、そこに着目することではないかと、わたしは思います。
ネットの情報やスレをざっと調べてみて、そこを明確に説明している人はいないようです。
気が付けばいつの間にか、というケースばかりのようです。

しかし、わたしのケースでは、それははっきりしています。
納車から約4ヶ月で、左後輪ブレーキの固着トラブルに見舞われたのが、きっかけでした。
(詳細は、過去記事「ブレーキペダル編 - その弐」を参照ください)

あのとき、ブレーキが錆で固着した状態で発進しようとして「グギッ」と異音がしました。
それに伴って、車のブレーキ周りの機構にどのような力や荷重やストレス等々・・・・ がかかったのかを分析し明らかにすることで、ブレーキペダルを踏むと「カチ」と音が鳴るメカニズムの究明に繋がるのではないかと、いう気がしています。





わたしの事例の紹介が、もし何らかの役に立てるならば嬉しい限りですが、悲しい哉、この件でディーラーへ相談しに行きましたとき、「特に異常はありませんので」と言われただけでなく、それなりに食い下がるわたしに対して、まさに↑に書いたのと同じ「納車したときから音がしていたのに気付かなかっただけかもしれないし」「カチと鳴るようになったのと、ブレーキの固着のトラブルが起きたタイミングが、たまたま重なっただけかもしれないし」という身も蓋もない言葉がイケシャアシャアと帰ってきたのは、とても残念でした。
大変申し訳ないですが、イケシャアシャアと言わせていただきます(笑)

本当は、高速を ACC で走っても意外と「カチ」「カチ」と鳴らなかった、という嬉しい報告だけ書くつもりだったのですが、最後の方はまたテンションが上がってしまいました。
一般道を走るときは「カチ」と鳴らないように踏む技術をそれなりに会得しつつあり、また、高速を ACC で走ってもまあまあ大丈夫であることが今回の GW 帰省で分かって、今のわたしの中でのブレーキペダルの「カチ」問題の悩み度数は、実は相対的に低下しつつあります。

ということは、新たな別の悩みのタネが出来たのか、ということになりますが、
それについてはまた改めて書きたいと思います。
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