体調悪し、命に障りなし

今までの楽しかったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと、困ったことを誰かに聞いて欲しいです。

優雅に観光客

2011年05月23日 | 旅行
あわてて着物は丸めておにぎりの入った風呂敷に詰め込みました。カーテンマントはホテルの荷物ルームの中。もうここで仮装を断念するしかありません。私の仮面カーニバルミッションはおしまい。それからは陽が燦々のイタリアの冬の太陽を浴びながら、オープンカフェでアメーバ達を観察。こんなに日本人がたくさんいるのに、やっぱり東洋人は珍しいのか、私も観察される立場になっていました。カフェでホットチョコレート(これが濃厚で甘く、どうやって飲むのか未だに不明)を片言の中学英語と手振り、ほとんどメニュウを指さして頼み、100円のマスケラを被って自分で写真を撮ったり、絵はがきを書いたりして過ごしました。この荷物の量で、まだレターセットを持っていたのも恐るべし。
 現地で売っているマスケラを日本に持っていくかどうか迷いました。広場にはもちろん通路にマスケラ売りの屋台がたくさん出ていましたし、お店もあります。でも、壊れないで日本まで持っていく自信がありませんでした。二度とヴェネチアに来ることが出来るかどうかもわかりませんから、ここは壊れるのを覚悟の上で買っていくべきでしょう。ただし、壊れても泣かないくらいの値段の物を。初日に見つけたホテルの裏のお店に買いに行きました。 実は、このマスケラを守るために、旅行中私は必死になりました。仕舞いにはニースからの機内で、マスケラ奥に押し込み他の荷物を載せようとしたキャビンアテンダントを思わず怒鳴ってしまいました。
 そして、「お腰に付けた吉備団子♪~」、じゃない、おにぎりは由緒正しきホテルダニエリ前のゴンドラ船着き場のブロックに座って、アメーバ達を眺めながら食べたのでした。レストランで食べるより気楽で楽しかったですよ。スカンピ(手長エビ)を食べることが出来なかったのは残念でしたけどね。
 ホテルから船に積み込まれた「RIMOA」のスーツケース、次のホテルに着いた時、壊れていました(/_;)
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あわやストリーキング?(*^_^*) 11/5/23

2011年05月23日 | 旅行
 ヴェネチア2日目。朝から着物を羽織り腰にはチュールレース。その下にはアルファ米で作ったおにぎりを入れた風呂敷を忍ばせ、カメラ、パスポートと全財産が入ったバッグを首から提げ、サンマルコ広場に出かけたのでありました。いいお天気で汗が出るくらいでしたから800円のダウンコートは手に持っていました。午後はチェックアウトで、もう部屋で着替えは出来ません。
 日本で出発前の準備の時、本格的な和装にしたら?と友人のアドバイスもありましたが、日本人が和服を着ても仮装にはならないと思いました。派手な仮装アメーバ達に対抗できる和装と言えば、舞台衣装か大振り袖、帯は袋帯、髪は高島田?。たった1日の滞在ヴェネチアですからそんな重装備は持っていけません。それにタンスの肥やしになっているとは言え、振り袖をヴェネチアに置いてくるのは勇気が要ります。こんな衣装も持っていたのですが、この方が良かったかしら?時期が夏なら良かったのに。
 自分がどんな格好になっているかなど構っちゃいられなく、アメーバ達を追いかけて写真を撮っていました。自分の写真は撮れないので、同じツアーの仲間を見つけたらお願いし無理矢理割り込みパチリ。 そのたたりか、この直後袖が取れました。あわてて歩くと裾を踏んでしまい今度は着物の袵がパラリ。あっちもこっちもパラパラパラリ。糸が切れて世界遺産ヴェネチアのサンマルコ広場で着物解体ショーが始まってしまいました。さすが500円の古着。想像してください。まるで「こjiき」のように襤褸をまとい、腰にはおにぎりの袋をブラブラと。
 仮装の中には、日本人か違うのかわかりませんでしたが、きれいに着物を着て裾は打ち掛けのように引きずり、観光客のカメラに収まっている人もお見かけしました。私は丸裸・・・(>_<)
 幸いバザーで100円(また~?)だったウィンドゥブレイカーを着ていたので、お巡りさんが飛んでくる事態にはなりませんでしたが、恥ずかしかったです。これが日本の着物だと思われたら心外です。
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