記憶が嘘だということをたとえ知っていたとしても
僕にはその曖昧で不確かな記憶しか無いのだから
その記憶を頼りに世界を測っていくしかないのだろう
たとえ確かめられないものばかりしか
不確かで奇妙な欠片ばかりしかないのだとしても
僕はそれを自分で測るしかないのだろう
何故なら意味は元より意味する場所から去来するのではなく
はじめからでたらめな記号の、
バラバラな記号の、
そのどうにもならないデジタルな文字列の、
その連続の文脈にこそ、
誰にも与えられないXにこそ、
僕らは好き勝手な意味を与えているのだから
だから僕はいつもいい加減ででたらめな文字たちの
単語たちの、文章たちの、段落たちの、
そのバラバラになっている間を繋いでいる真っ白な紙の中にこそ
いつだって意味らしく、もっともらしく、連続らしく
それぞれがバラバラの個性的なドットであったとしても
僕らはそれが同じ文字だとして
「同じ、」「同じ。」と嘘を吐いて
嘘を費やして
嘘をついえていって
何かの真実に辿り着こうと自分に嘘を吐く。
何故なら初めから一つの欠片に意味などなく、
同じく大きな世界に意味などなく、
儚く激しい生命にも意味などなく、
与えられたフリをしながら、
いつだって僕が彼らに意味を与えるのだから。
だから僕はいつだって主体性を崩壊させる限りにおいて
世界の覇者であるからして
物語が喪失される限りにおいて
いつだって主人公だからして
そこから導かれる結論は
総てを統べる死へと誘導される
ならば僕は意味を壊そう
君たちの生に与えられた意味を壊そう
僕の心を束縛する独裁者たちよ
その世界を見つめる不確かなまなざしたちよ
意味を壊そう
もっと生を壊そう
ルールを壊そう
僕らには原初の個性などない
だから僕らは固体よりも気体になろう
熱く熱く燃えさかる炎の海で
世界から蒸発していこう
汝らの神を殺せ
うまれいづる祝福を呪え
そこから溢れ出す全ての始まりに
新しい世界を。
新しいプログラムをあげよう
「みんな死ね。」
僕にはその曖昧で不確かな記憶しか無いのだから
その記憶を頼りに世界を測っていくしかないのだろう
たとえ確かめられないものばかりしか
不確かで奇妙な欠片ばかりしかないのだとしても
僕はそれを自分で測るしかないのだろう
何故なら意味は元より意味する場所から去来するのではなく
はじめからでたらめな記号の、
バラバラな記号の、
そのどうにもならないデジタルな文字列の、
その連続の文脈にこそ、
誰にも与えられないXにこそ、
僕らは好き勝手な意味を与えているのだから
だから僕はいつもいい加減ででたらめな文字たちの
単語たちの、文章たちの、段落たちの、
そのバラバラになっている間を繋いでいる真っ白な紙の中にこそ
いつだって意味らしく、もっともらしく、連続らしく
それぞれがバラバラの個性的なドットであったとしても
僕らはそれが同じ文字だとして
「同じ、」「同じ。」と嘘を吐いて
嘘を費やして
嘘をついえていって
何かの真実に辿り着こうと自分に嘘を吐く。
何故なら初めから一つの欠片に意味などなく、
同じく大きな世界に意味などなく、
儚く激しい生命にも意味などなく、
与えられたフリをしながら、
いつだって僕が彼らに意味を与えるのだから。
だから僕はいつだって主体性を崩壊させる限りにおいて
世界の覇者であるからして
物語が喪失される限りにおいて
いつだって主人公だからして
そこから導かれる結論は
総てを統べる死へと誘導される
ならば僕は意味を壊そう
君たちの生に与えられた意味を壊そう
僕の心を束縛する独裁者たちよ
その世界を見つめる不確かなまなざしたちよ
意味を壊そう
もっと生を壊そう
ルールを壊そう
僕らには原初の個性などない
だから僕らは固体よりも気体になろう
熱く熱く燃えさかる炎の海で
世界から蒸発していこう
汝らの神を殺せ
うまれいづる祝福を呪え
そこから溢れ出す全ての始まりに
新しい世界を。
新しいプログラムをあげよう
「みんな死ね。」