今日、僕は何かを選択せねばならないのだろうか
残り時間がもう数えるほどしか無い
あと11時間くらいで、結論を出さねばならないのだろうか。
僕には、仕事を続ける理由がない。
僕にはお金がない
僕には時間がない
僕には与えられた仕事しかない
僕に技術は身に付かない
そして僕には夢しかない
食っていくだけのお金を渡されて
狭い部屋に拘束されて
そこに自由は無くて。
その社会の牢獄の仕組みは
家庭の牢獄とどう違うのだろうか
社会で働くことと、引きこもることの違いはなんだろうか
睡眠時間の違い
決断速度の違い
浪費力の違い
特にどちらがいいともわるいとも言えない
だけど、僕は今日、どちらかに決めなければならないのだろう
だけど、たぶん僕は自分で何かを決められない。
きっと、上司が適当に決めるだろう
誰も僕に何かを強制しなければ、
きっと昨夜の電話である女性に言われたように
僕は転職するとか定職に就くとか
そんな流れに乗せられるのだろう
僕の事をほとんど何も知らない人から、
30歳になる前に定職に就いた方がいいと言われた。
近未来の事でいいから将来像を決めろと言われた。
どうして人はこんなにも簡単に、
他人の人生にアドバイスできるのだろう。
みんな自分の世界があって、
その世界の価値観で物事を測りながら動いてる
そんな事は定説としては知ってる。
だけど…
誰も僕の事を知らないのに
驚くほど簡単に正解を決めるから
僕は不思議で仕方がない。
僕が何をしたいのかも知らないのに
僕が何をしたくないかも知らないのに
僕が何者なのかも知らないのに
それでも人は、人の人生を勝手に決められる。
驚くほど、暴力的な事に思うけれど
それはきっと、僕が僕の事しか考えてないからなんだろう
大人の世界のルールなんて知らない。
わずらわしい金の計算をするより
僕は普通に自分を諦めた方が手っ取り早い。
自殺の話はしなかった。
たぶん、すれば今すぐここを去らねばならないから
それが怖かったのだろう
僕は多分、迷う事が好きなんだ
そして迷わせてくれない圧力が嫌いなんだ
どうして人は僕をほっといてくれないのだろう
どうせ僕に出来る事なんて、何もありはしないのに。
会社に着く前に、実家に逃げたらいいのだろうか
でも実家は死に損ないの老人が嫌みを言い続ける牢獄だし
そこにだって僕の居場所は無いのだし
結局どこに逃げたって僕の居場所は無いのだし。
いつもの黄色い線から、三歩だけ前に進んでみようか。
狂っているほど前向きの人生。
けたたましい轟音が時間を止める空間。
その空間の引力と、僕はいったい何度戦ったのだろう
灰色の街が見える
浪費される時間が見える
何も考えてない自分が見える
僕はきっと、絶望にうちひしがれて涙する時間すらも
他人の暴力で奪われていくのだろう
そしてふと気付けば数年が経って
30の誕生日の壁と戦う事になるのだろう。
僕は30歳になれない。
28歳になる必要性も感じない。
誰も僕を必要としない
なのに誰も僕を無視してくれない
僕は世界の砂だ
こぼれ落ちる砂が
今日も地獄への時を数える
せめて時を刻むことが出来たなら
僕はもう、死んでもいいのに
それすらも出来ないから
僕はずっとここで苦しむ
光が見えない
影も見えない
失うものも見つからない
ただ、浪費される砂粒の世界で
僕は僕に流されていく
今日も砂は流れる
もうすぐ、宇宙は自殺する。
自殺する事だけが、僕の願い。
文体すらも、死にかけている。
残り時間がもう数えるほどしか無い
あと11時間くらいで、結論を出さねばならないのだろうか。
僕には、仕事を続ける理由がない。
僕にはお金がない
僕には時間がない
僕には与えられた仕事しかない
僕に技術は身に付かない
そして僕には夢しかない
食っていくだけのお金を渡されて
狭い部屋に拘束されて
そこに自由は無くて。
その社会の牢獄の仕組みは
家庭の牢獄とどう違うのだろうか
社会で働くことと、引きこもることの違いはなんだろうか
睡眠時間の違い
決断速度の違い
浪費力の違い
特にどちらがいいともわるいとも言えない
だけど、僕は今日、どちらかに決めなければならないのだろう
だけど、たぶん僕は自分で何かを決められない。
きっと、上司が適当に決めるだろう
誰も僕に何かを強制しなければ、
きっと昨夜の電話である女性に言われたように
僕は転職するとか定職に就くとか
そんな流れに乗せられるのだろう
僕の事をほとんど何も知らない人から、
30歳になる前に定職に就いた方がいいと言われた。
近未来の事でいいから将来像を決めろと言われた。
どうして人はこんなにも簡単に、
他人の人生にアドバイスできるのだろう。
みんな自分の世界があって、
その世界の価値観で物事を測りながら動いてる
そんな事は定説としては知ってる。
だけど…
誰も僕の事を知らないのに
驚くほど簡単に正解を決めるから
僕は不思議で仕方がない。
僕が何をしたいのかも知らないのに
僕が何をしたくないかも知らないのに
僕が何者なのかも知らないのに
それでも人は、人の人生を勝手に決められる。
驚くほど、暴力的な事に思うけれど
それはきっと、僕が僕の事しか考えてないからなんだろう
大人の世界のルールなんて知らない。
わずらわしい金の計算をするより
僕は普通に自分を諦めた方が手っ取り早い。
自殺の話はしなかった。
たぶん、すれば今すぐここを去らねばならないから
それが怖かったのだろう
僕は多分、迷う事が好きなんだ
そして迷わせてくれない圧力が嫌いなんだ
どうして人は僕をほっといてくれないのだろう
どうせ僕に出来る事なんて、何もありはしないのに。
会社に着く前に、実家に逃げたらいいのだろうか
でも実家は死に損ないの老人が嫌みを言い続ける牢獄だし
そこにだって僕の居場所は無いのだし
結局どこに逃げたって僕の居場所は無いのだし。
いつもの黄色い線から、三歩だけ前に進んでみようか。
狂っているほど前向きの人生。
けたたましい轟音が時間を止める空間。
その空間の引力と、僕はいったい何度戦ったのだろう
灰色の街が見える
浪費される時間が見える
何も考えてない自分が見える
僕はきっと、絶望にうちひしがれて涙する時間すらも
他人の暴力で奪われていくのだろう
そしてふと気付けば数年が経って
30の誕生日の壁と戦う事になるのだろう。
僕は30歳になれない。
28歳になる必要性も感じない。
誰も僕を必要としない
なのに誰も僕を無視してくれない
僕は世界の砂だ
こぼれ落ちる砂が
今日も地獄への時を数える
せめて時を刻むことが出来たなら
僕はもう、死んでもいいのに
それすらも出来ないから
僕はずっとここで苦しむ
光が見えない
影も見えない
失うものも見つからない
ただ、浪費される砂粒の世界で
僕は僕に流されていく
今日も砂は流れる
もうすぐ、宇宙は自殺する。
自殺する事だけが、僕の願い。
文体すらも、死にかけている。