自分が肉塊のように思えて仕方がない
あぶなくて鏡なんか見てられないよ
別に、特別な事だとは思わないけれど。
だけど、意識だけは何かを特別だと思いたがる
限られた光だと思いたがる
ありふれた光の模様の中で踊って
絶望的な闇を見る
だからこそ、そこには特別な光があると、
誰かが思いたがる
そしてそれは僕なんだと思い込む
何故なんだろう
なにもできない肉塊なのに。
可能性って言葉、誰が考えたんだろう
明日の話、誰が始めたんだろう
優しさに似た残酷さ
自然な移ろい
どうしようもない無力感
包まれるように切断された世界
霧のように漂っているだけなのに痛い
ただ、居るだけで痛い
なんでこんな存在なんだ
恵まれているかどうかではなく。
何かを知っているかどうかでもなく。
ただ、どうしようもない存在感
自分を騙すために作り出した癒し
自分を殺す為に作り出した我慢
自分を見つけるために作り出した概念
すべてがただどうしようもない
なんなんだ、ここは。
本当に、どこかに世界が?