だからさ、要らないんだよ そんなものは。
最初から見失いっぱなしで
一度も見えた事がないんだからね。
いつも言ってるじゃないか
生きようと生きるな
死のうと死ぬな
生きようとして死ぬか
死のうとして生きるからこそ
そのうさんくさい途切れ途切れの現実の狭間に
真実のようなものが見え隠れするんだって。
だけどさ、文脈の中に見え隠れする構文の在り方が
一つのネットワークの型を現しているからと言って
それがそのまま生き方には繋がらないんだよ
なんでかっていえばそれはすごく簡単な事だから説明が難しくって
要するにどのような記号もただの並びにしか過ぎなくて
そこに意味を見出すのが読者である以上、
作者をかたどって並べた僕の文章なんて
結局は誰が読んでも誰も読んでないのと同じ事なんだよ。
もちろんこれは逆説的な意味も含まれるわけだから
僕は誰の文章を読んでもそいつの言ってる事がさっぱりわからないんだよ
だから多分僕が見ている世界はいつも僕のオリジナルの勝手な誤解の連続で
どうしようもないビットの埋め合わせで
そこにアルプス山脈が見えようがマリアナ海溝が見えようが
それが全部目の錯覚みたいなもんなんだよ
だけどそれは一つの兆しでもあって
僕が観ている物が僕にしかわからないごちゃごちゃのゴミで出来ているって事は
もちろんそこに見えている世界を外の世界に繋げるインターフェイスは
どうしても僕しかありえないから
誰も居ない世界の救世主みたいなものなんだよ
むかし、「ひとりぼっちの宇宙戦争」って漫画を読んだ事がある
鏡の国に迷い込んだような、
ずっと夢を見ているような奇妙な漫画だった
おおまかなエピソードやテーマはありふれたものだった気がするけど
どうしてだかわからないけれど、
僕がそこに抱いた印象や感想は
なぜだか孤独に似た自問自答で
だからそれは結局解決の見えない糸を結び続けるような
ほどけない糸を固く固く引っ張り続けるような
どうしようもない何かで囲われていたんだ
つまり、作者が、だよ。
あの漫画を描いた作者は、一見するとファンタジーっぽいのに
どうしようもない現実に囲われていたんじゃないのか?
そしてそこで作者は夢ばかり見てるんじゃないのか?
そういう連想を抱いてしまうような
はかなげで息苦しい空気が漂っていたんだ
読後感を誘う為のバリケードの中にね。
つまり世界が巨大な一つのシステムだったとしても
まったくの完全なアナログであったとしても
主体性が疑いようのない孤独と懐疑を抱き続ける時
世界はどうやって主体に語りかけるんだ?
世界はいつも人のフリをして話しかける
いつも僕を騙そうとする
「他人はいるんだよ」
という嘘。
「他者はいるかもしれないよ?」
という可能性。
それらを否定する事も肯定する事も証明することも僕にはできはしない
自己は自分を縛り付ける圧倒的で意識的な主人公だからさ!
だから僕はいつだって主人公以外選べない意識の煉獄に居るんだよ
ゲームの中にはリセットボタンが無い
リセットボタンはゲームの外にあるんだ
そしてそれを誰かが押せば
世界は誰も気付かない間に終わるんだ
それが妄想だとしても
妄想だと確かめる事も証明する事もできない
つまり僕は間違いを正しいかのように主張する事が独力の限界なんだよ
なんでかっていうとさ
記憶はいつだって思い出す為のヒントしか与えてくれない
昨日の記憶もさっきの記憶も一瞬の今の中に包含される刹那を引き延ばした永遠の自殺だからだよ
物語は終わる事で完成する
完成させない限り、物語は始まる事も許されない
死なない限り、世界に明日は来ないんだよ
まったく意味がわからないだろうね
あるいはまた、誰でも薄々感じてるけど言わないことなんだろうね
みんな生きてる間に何かを諦めて
そしてわかったフリするんだ
偉そうに他人に説教するんだ
押しつけだとみんながわかっていても
それでも説明は説明的に偉そうに繰り返される。
なんでか。
みんな自分の世界しか見えないんだよ
みんなって誰だ?
つまり俺だよ
僕を支配してる俺が
僕を世界に閉じ込める俺が
他人という過去や未来の土人形が
糸電話でもしもしするために
テレパシーのように叫ぶんだよ
なんかいますよー!
なんかさけんでますよ!
存在ですよー!
ってね。
だけどそれ、嘘なんだ。
織られた観念なんだ。
ほどくと熔ける。
熔けると熱と一緒に逃げてゆく
そして消えていくんだよ
みんなエネルギーの糸がほどける事を怖がってる
全部の糸をほどくと物質が消失するから。
その糸、光の速さを超えて伝わろうとするんだけどね
遅すぎるんだよ。
どんな素晴らしい言葉も死んだ人間には伝わらない
まだ、僕の織った糸はどこにも熱っぽい何かを伝えていない
どこへ向かって叫んでも
僕には反応が返ってこない
無駄なんだよ
みんな僕にわかる話しかしない
みんな自分の世界の話しかしない
どうしようもないんだ
伝えようと必死になればなるほど
この世界では伝わらないように出来てるんだ
それでも…
まだ僕に明日を強要するのか?
いい加減、殺してくれればいいのに。
自ら望んで生まれた命なんて、ひとつたりともないのだから。
望まれた演技とパフォーマンスで生きていくのが
ピエロの限界なのかもしれない。
最初から見失いっぱなしで
一度も見えた事がないんだからね。
いつも言ってるじゃないか
生きようと生きるな
死のうと死ぬな
生きようとして死ぬか
死のうとして生きるからこそ
そのうさんくさい途切れ途切れの現実の狭間に
真実のようなものが見え隠れするんだって。
だけどさ、文脈の中に見え隠れする構文の在り方が
一つのネットワークの型を現しているからと言って
それがそのまま生き方には繋がらないんだよ
なんでかっていえばそれはすごく簡単な事だから説明が難しくって
要するにどのような記号もただの並びにしか過ぎなくて
そこに意味を見出すのが読者である以上、
作者をかたどって並べた僕の文章なんて
結局は誰が読んでも誰も読んでないのと同じ事なんだよ。
もちろんこれは逆説的な意味も含まれるわけだから
僕は誰の文章を読んでもそいつの言ってる事がさっぱりわからないんだよ
だから多分僕が見ている世界はいつも僕のオリジナルの勝手な誤解の連続で
どうしようもないビットの埋め合わせで
そこにアルプス山脈が見えようがマリアナ海溝が見えようが
それが全部目の錯覚みたいなもんなんだよ
だけどそれは一つの兆しでもあって
僕が観ている物が僕にしかわからないごちゃごちゃのゴミで出来ているって事は
もちろんそこに見えている世界を外の世界に繋げるインターフェイスは
どうしても僕しかありえないから
誰も居ない世界の救世主みたいなものなんだよ
むかし、「ひとりぼっちの宇宙戦争」って漫画を読んだ事がある
鏡の国に迷い込んだような、
ずっと夢を見ているような奇妙な漫画だった
おおまかなエピソードやテーマはありふれたものだった気がするけど
どうしてだかわからないけれど、
僕がそこに抱いた印象や感想は
なぜだか孤独に似た自問自答で
だからそれは結局解決の見えない糸を結び続けるような
ほどけない糸を固く固く引っ張り続けるような
どうしようもない何かで囲われていたんだ
つまり、作者が、だよ。
あの漫画を描いた作者は、一見するとファンタジーっぽいのに
どうしようもない現実に囲われていたんじゃないのか?
そしてそこで作者は夢ばかり見てるんじゃないのか?
そういう連想を抱いてしまうような
はかなげで息苦しい空気が漂っていたんだ
読後感を誘う為のバリケードの中にね。
つまり世界が巨大な一つのシステムだったとしても
まったくの完全なアナログであったとしても
主体性が疑いようのない孤独と懐疑を抱き続ける時
世界はどうやって主体に語りかけるんだ?
世界はいつも人のフリをして話しかける
いつも僕を騙そうとする
「他人はいるんだよ」
という嘘。
「他者はいるかもしれないよ?」
という可能性。
それらを否定する事も肯定する事も証明することも僕にはできはしない
自己は自分を縛り付ける圧倒的で意識的な主人公だからさ!
だから僕はいつだって主人公以外選べない意識の煉獄に居るんだよ
ゲームの中にはリセットボタンが無い
リセットボタンはゲームの外にあるんだ
そしてそれを誰かが押せば
世界は誰も気付かない間に終わるんだ
それが妄想だとしても
妄想だと確かめる事も証明する事もできない
つまり僕は間違いを正しいかのように主張する事が独力の限界なんだよ
なんでかっていうとさ
記憶はいつだって思い出す為のヒントしか与えてくれない
昨日の記憶もさっきの記憶も一瞬の今の中に包含される刹那を引き延ばした永遠の自殺だからだよ
物語は終わる事で完成する
完成させない限り、物語は始まる事も許されない
死なない限り、世界に明日は来ないんだよ
まったく意味がわからないだろうね
あるいはまた、誰でも薄々感じてるけど言わないことなんだろうね
みんな生きてる間に何かを諦めて
そしてわかったフリするんだ
偉そうに他人に説教するんだ
押しつけだとみんながわかっていても
それでも説明は説明的に偉そうに繰り返される。
なんでか。
みんな自分の世界しか見えないんだよ
みんなって誰だ?
つまり俺だよ
僕を支配してる俺が
僕を世界に閉じ込める俺が
他人という過去や未来の土人形が
糸電話でもしもしするために
テレパシーのように叫ぶんだよ
なんかいますよー!
なんかさけんでますよ!
存在ですよー!
ってね。
だけどそれ、嘘なんだ。
織られた観念なんだ。
ほどくと熔ける。
熔けると熱と一緒に逃げてゆく
そして消えていくんだよ
みんなエネルギーの糸がほどける事を怖がってる
全部の糸をほどくと物質が消失するから。
その糸、光の速さを超えて伝わろうとするんだけどね
遅すぎるんだよ。
どんな素晴らしい言葉も死んだ人間には伝わらない
まだ、僕の織った糸はどこにも熱っぽい何かを伝えていない
どこへ向かって叫んでも
僕には反応が返ってこない
無駄なんだよ
みんな僕にわかる話しかしない
みんな自分の世界の話しかしない
どうしようもないんだ
伝えようと必死になればなるほど
この世界では伝わらないように出来てるんだ
それでも…
まだ僕に明日を強要するのか?
いい加減、殺してくれればいいのに。
自ら望んで生まれた命なんて、ひとつたりともないのだから。
望まれた演技とパフォーマンスで生きていくのが
ピエロの限界なのかもしれない。