嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

明日君に会うことを、輝蹟のように数える僕だから。

2006年06月04日 03時30分37秒 | 駄文(詩とは呼べない)
夢を失うたびに、胸の奥でチクリと何かが痛むように、
胸の奥で、薬が突き刺さるように僕を締め付けるたびに
僕は残された電波ノイズの量と、
君たち伝えるべき言葉の数を考える。

それが数えるということに似た行為であるのか、
思うということに似た行為であるのか、
感じるというほどには成り立っていないほど
あまりにも切ない静止した永遠の交尾であるから

僕は世界に対して君の事を残しておこうと思う

会えなかった君への謝罪とか、
これから来たるべき絶望的な未来のこととか、
忘れる為に生まれてしまった過去のこととか、
はりさけそうなほどの孤独の中で光る努力という名のむなしさについて。

簡単に言えば、問題と向き合う事は容易い。
だけど答えを出す事は難しい。
本当に、あまりにも難しい。
そう言わざるを得ない。

例え正解が先にあって、証明するだけが与えられた使命であったとしても。

それは風の中で考える事が
ノイズにまみれた海では簡単な事であるように
静止した闇の宇宙の中では
永遠を数える事ばかりが生きる事に等しい

それは君たちが何も考えていない事の証明だし、
僕がここに居ないことの証明でもある。

その証を、ここに言葉として打ち立てる行為は、
冷めた偽善の目から見ても
きっとあまりにも馬鹿馬鹿しい行為系なのだろう。

今、ひとつの嘘に、系と名が付く破られた約束であるかのように。

眠っていればいい。
例え目覚めることがなくても、
眠ることだけが、記憶を優しく包み込む日々の労力への対価であるように

もう、失ってしまえばいい。
全てを焼き尽くすほどの熱い引力が、
絶対零度の中でだけ矛盾の時を許されるように。

明日、君に会えなかったとしても
僕は今日を引き裂くだろう。

それが、僕と君の約束になることを、
僕はいつも願っている。

「死にたい」
いつも心の底から願っている。
例え後ろめたい日々が、退屈という名の笑いで埋め尽くされたとしても。