閉じられた場所に、想いを募らせる
運命論の水槽の中で泳ぐ魚のように
自分の中に閉じ込められた殻核水がしたたる時の中で
誰にも覗かれる事の無い場所で
一滴ずつの殺意を溜める
あとほんのすこしの、
衝動的な干渉が起これば
たぶん、あちら側と、こちら側が繋がって
濁流のような痛みが流れ込んで
非日常で、僕の未来が満たされる
形のない世界
自分が消失した世界
我が我を殺した世界
無限の痛みと
際限のない眠りと
全く届かない隔絶
死の障壁と、生への憧れ
輪廻のない、嘆き。
死にすがりつく生者に似ている。
強さを認めない弱さに似ている。
存在を認められない妄者に似ている。
ほんの少しの痛みに気付けば
ほんの少しの感覚が生まれる
どんな他者の痛みも伝わらない世界なら
それはもう、死者の世界と同じ水準にある
同じように、自分の痛みも、誰にも伝わらないのだから。
隔離病棟 自分の世界
標準妄想 誰かの世界
同伝振搬 僕らの世界
からだを丸めて縮こまって眠る
触れられない想いだけを、抱えて眠る
未来と出会えない今日だけを、
大事に大事にだいじに抱えてねむる
ぼくだけを、みつめつづけるみらいがきっとありますように、と。
運命論の水槽の中で泳ぐ魚のように
自分の中に閉じ込められた殻核水がしたたる時の中で
誰にも覗かれる事の無い場所で
一滴ずつの殺意を溜める
あとほんのすこしの、
衝動的な干渉が起これば
たぶん、あちら側と、こちら側が繋がって
濁流のような痛みが流れ込んで
非日常で、僕の未来が満たされる
形のない世界
自分が消失した世界
我が我を殺した世界
無限の痛みと
際限のない眠りと
全く届かない隔絶
死の障壁と、生への憧れ
輪廻のない、嘆き。
死にすがりつく生者に似ている。
強さを認めない弱さに似ている。
存在を認められない妄者に似ている。
ほんの少しの痛みに気付けば
ほんの少しの感覚が生まれる
どんな他者の痛みも伝わらない世界なら
それはもう、死者の世界と同じ水準にある
同じように、自分の痛みも、誰にも伝わらないのだから。
隔離病棟 自分の世界
標準妄想 誰かの世界
同伝振搬 僕らの世界
からだを丸めて縮こまって眠る
触れられない想いだけを、抱えて眠る
未来と出会えない今日だけを、
大事に大事にだいじに抱えてねむる
ぼくだけを、みつめつづけるみらいがきっとありますように、と。