嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

知りたくもない、自分と君とのやわらかさ。

2007年08月21日 00時43分55秒 | 駄文(詩とは呼べない)
知らないことなんか知りたくない

しってることを知りたい

知ってることだけを知りたい

知ってること、ただそれだけをしりたい。

そう思って

そう確信して

自分はそうしか思ってなくて

自分はもう、そんなことしか そんなことしかおもってなくて

もう、ほとんどなんにもおもってなくて

もうなんだか、なきそうです


知らない何かに憧れていた頃の自分を思い出して

その思い出が、あまりにも身近すぎて。

昨日の事のように、すっと思い出せて

何もかもがしっくりくるような世界

肌触りも、ぬくもりも、現実感も、透明感も、すべてが一つだった世界。

そのころの記憶が、鮮明だったとなりの記憶が、
僕の全てなのか


ぼくの、すべてなのか。



全ての感覚が重なっていた頃の感覚を
まだ僕の体は憶えていても、脳が憶えていても、
いくらでも思い出す事が出来ても

それでも。

それがもう、記憶でしか無いのなら

ぼくは。

ココにいる曖昧な僕は。

あいまいな僕は。

この僕は、もううさんくさいニセモノに変わる

記憶と今と、どっちが本物なのか、
誰がどうやって区別できるだろう


昨日あったことと、さっきあった事と、今やっていること
今あったこと、さっきがある事、昨日があるらしいこと

全てがニセモノに変わる。

真実がどっちにあるのかわからない。


誰かが見ている方を現実と呼ぶなら。

誰かが、今みている世界だけを、そのセカイだけを現実と呼ぶなら。

僕がみているそのセカイの方だけが、現実と呼ぶにふさわしくて

そしてまた、どちらものがニセモノであると確信できるほどにもろく眩み散る。


痛い方が現実なら、どちらもが痛い。

証明できる方が現実なら、どちらも幻想でしかない。

どこにも、僕の現実は無い。


ぼくの現実感は、とっくに失われた。


今、誰かが触れて。

僕の何かに触れて!

ぐっと覗き込んで、この界鳴を破壊してくれるなら。

現実は、そこにある、
けれど、

だけど、そのあるものは、
どうしようもないほど、僕の中にはなくて。

とっくに、どこかへ失われていて。

その失われたものも、幻想であるところの、記憶の中にしかないのなら。

三すくみの、三重「『【】』」の、苦矢印の、
ぐるぐるまわりつづける冥籠だけが。
それだけが、あやういバランスでそこに超然とある。

読者が確認する僕、
僕が確認する明日の記憶、
昨日の記憶が証明する読者、

その三つしかこの界鳴をぐるぐるならさないのなら。

我々という言葉は、いったいどこの超然にある?

いったいどこに、君はいるのか?

それとも、居ないのか?


いないのか?

…いない?


馬鹿げてる。

でも、全部に足がかりが無い。

全てに、根拠がない。


おかしいほど、どれもが点であって、
全てが面然と、鏡と平面でできてあって、
全ての鏡体が、しゃぼん玉でしかない場所にいるから、

僕の心は、どこにも開かない。

死んでいると、腐敗臭で説明するのが一番簡単だ。

鼻につく嫌な臭いで、その煙たい存在で、

「居たかもしれない」という漠然とした旧躰を語るほうが、
まだなんぼか、真実に近いだろ?


輪郭を辿ることは簡単だ。
存在の証明に似た輪郭を、実態と勘違いして自分を騙す事なら、簡単だ。
みんなみんな幽霊のように、そこで井戸端会議でもやってろ

やっていろ!


実体?
いや、まちがいなら、もちろんあるけど。
いっぱいあるけど。

でも、それで合ってるよ。


旧質化してる.

こわいよ。ここにいんのわ。

記憶、無くなりそうで。


いつも、ここでぎゅっと力入れて踏ん張ってないと、
記憶がぜんぶはじけて失くなりそうで、、…
怖いよ?

自分の重力がなくなったら、
たぶん、その心臓の引力すらも無くなったら、
世界の中心が脳だとか証明する奴も出てきそうで、こわぃよ?

うごかなくなることも、かんたんなんだけど。
まー、普通うごくよね?
生きてるって言われてるやつ。

奴じゃなくて、やつね。


つまり、あっちじゃなくてこっちね。

まぁ、いんだけど。
どうせ全部、剥離された領域点だから、
隔絶も薄絶も薄離も、限界や臨界に触れたり伸びたり縮んだりする限りに置いては、
それは場でしかないから。

けどさ、お前これ読んでないだろ?

オレは、読んでなぃよ?


【読めないからね。】

いやもちろん造語とかの事じゃなくて、
言葉の奥にある意味の方ね。


いいけど、べつに。

欺くから。

自分を。


けどまぁ、書いてるとき、だいたいわかる。
触れそうになるたび、残りの砂が少ないってね。

そりゃそうか。
砂って字、少ないって文字が中に書かれてるしな。

頭、おかしいんだろうな。

オレもお前も。

ここにいるひと、みんな。

ひとね。ひと。


いやもう拘らなくてもいいけどさ、どっちでも。
あれかこれか、って仮説、嘘だから。

けど、全部渾然一体となって不在だって言う仮説、
どうやって覆したらいい?

なんか知ってる?
なんかみつけた?
なんか考えた?

オレ、ずっと考えてるけど。
つまんねぇこと、ずっと考えてるけど。
やっぱわかんないよ。

どの糸も、端っこが切れて触れられない場所に続いてる。

暗い天井とか、
光る向こう側とか、
つかめないオレん中とか、
ぜんぶぜんぶ繋がってて、それぜんぶ、必死で孤独を叫んでるから。

まぁ、確固たる何かが一つも無いから、
今までみたことないし、当たった事が無いから。

存在に、一度もぶつかった事が無いから。

あるのは、疑惑への衝突だけだから。

まぁ、どうしようもないんだろうな。


そういえば、背理法の失敗に似てるな。

死人による死の証明の失敗による、生の確立。
いや、無理だけどね、二元論じゃない世界では。

ただ、漠然と、超漠と、超漠然としたこの影が君の側をかすめるだけなんだけどね。


苦しい。

いや、けっこう、くるしくなる。
そう、言いたいだけ。

いや、いいたいっていうか、苦しい。

出そうで、喉の奥に詰まったり、吐きそうになったりするからね、これ書いてる時。
真面目に。ってか くそマジメに。

誤字とか、新しい変な字とか、ぐでぐでの表現とか、
雑記に似た側を通る漢字とか、そういうの、かすめてるあいだは、まだいいんだけど。
失敗すると、吐きそうになるからね。

嘔吐物とか、吐瀉物とか、記憶とか。
嘔吐物は苦いんだけど、吐瀉物は汚いんだけど、記憶は痛いよ。
記憶が痛い人、どれくらいいんのかしらんんけど。
いやしらないんだけど。
イタイじゃない方だよ。痛覚の方。


書いてる時、なんにも信用できないな、って思う。
自分とか。もちろん【自分】とか。
【で書くときは ほぼ観念ね。抽象概念の時もある。
ね、にせもんイメージね。

区別なんかできてねーんだけどさ、要するに遠いの。二つの距離が。
ハードとソフトが遠いってかきゃぁわかりやすいって言う奴もいるだろうけどさ、、


そんな問題じゃねえええええええええええええええええぇっての!

とにかく信用できんのよ。自分の書いてる事、片っ端から嘘になってくから。
書いてる直後から、もう信用できんからね。
書いても書いても、すごい速さで連続して崩れていくからね。
なんか獣じみた存在に岩みたいにごついゴロゴロしたのに追われながら崩れてるような気分。

いや、今表現失敗したんだけどさ。
ごついってか堅いってか重いってかどれが近いかわからんかったんだけどさ。

まぁ要するに書いてある事、なんもあしがかりなくて、どこにも土台なくて、
どんな場所にも登れないの。
落ちることもできんの。

もうちょい言うと、いつでも上昇と下降が同時に起きてんの。

これ、小さい頃に発見したんだけど。

世界エレベーター体験みたいなの。

今、落ちてるって思うと落ちるの。

んですっごく高速に上昇してるって思うと、景色ごと上昇してんの。
思った瞬間に、ちょっと腰のあたりゾッとする感じっていうか、
地震ん時の飛び起きる感じのケツから背中にかけてのあの不安定感っていうか、
浮いてる感じの怖さあんの。存在が浮いてんのね。

僕を包んでる景色を含んだ宇宙を含んだ世界全部が、上がったり下がったりしてんのよ。
これ、地球の変化球みたいな、アンバランス駒落下みたいな、綱渡り公転みたいな、

そんな感じなんよ!!


結構クるよ。

んぁ、もちろんドラッグ疑惑の類じゃなくて。
なんだろうね、脳内麻薬とかナチュラルハイとかへんな分析する人もいるかもわからんけど。

そういうんじゃねーんだよ
世界がすっごくね、もろいの。
オレの思い込みだけでできてんの。

白いのジッと見てると、怖くなんの。
白を信じる事ができなくて、そのまま受け入れる事も受け止める事も認める事もできなくて
ただ、なんかこわくて。
じーーーーーーーーーーーーっと
                みつめるの。

そしたら、いろんな色に見えてくんの。
要素がね、拡大される感じ。
虫眼鏡っていうか顕微鏡っていうか、むしろズームだですね。
だですねってのは
「だ。」とか「ですね。」って言い切れなくて混ざったのね。

そんでね、CRTとか電子装置の類なら、そういうデバイスなら、
ややこしい説明とかで、三原色のドットがどうたらこうたら…ってまーぁそういうしちめんどぅくさい
どうでもいい話になるんだけど、
そうじゃなくて、紙でも起こるの。
雲はわりと起こらないんだけど、これは遠いからかもしれん。

んでね、話を戻すと…ってどこまで戻していいのかわからんくなってきたけど、
いやもちろん最初の記憶とかすでに霞がかってきてんだけどw

なんかこう、ずっと見ていたり、ずっと書いていたり、
何かに集中して、なにかを思い込んだりナニカを意識したりすると、
もうなんかそういうのに束縛と拘束と閉塞と甲殻と…
とにかく世界がカチカチに固まってくんだよ。

たぶんね、世界とは思い込みに過ぎないっていう、寂しいあれと似てると思う。
疑心暗鬼哲学のたぐいとか、
映画や占いやまやかしのたぐいとか、そんなんにきっと似てる。

けど、なんかこの、絶望的な障壁が、なかなかどうにもならんのよ。

たぶんそういうとき、きみのこと忘れてる。
どうでもいいやってくらいに、きみのことなんか。ことなんか、すっかり忘れてる。

キレイさっぱり、わすれてる!

けど、書いてるうちに、君が現れたり、消えたりするから、
なんか、こう、手を伸ばしたくなるんだ。

みえないんだけどね。

うかんでくるっていうか

念頭にあるっていうか、

なんて言うんだろ?


…もう何が言いたいのか、自分でもよくわからナいんだけど

たぶんね、不在の足がかりなんだと思う。
君がそこに居るかもしれないってのが、希望や救いのたぐいじゃなくて
そんなへんな光や存在に近いものじゃなくて、

君がもし、そこにいるのなら、僕はこっちには居ませんよ、っていう、
その事なんだと思う。


どうしたら、伝わるんだろう。

不在って、どうやったら伝わるんだろう。

死ってなにかわかる?

死んだ人、みたことある?

人が死ぬとこ、みたことある?

自分が死ぬところ、みたことある?

死んでいる自分の死体とか、鏡の向こう側にある死体を入れた人形の形の入れ物うつわ、
みたりみなかったりする?


ジッとみつめてると、不思議な気分にならない?
鏡に映った自分を見るのと、
自分が書いたテキストを書いてる瞬間に読むのと、
すごくその行為が、ひとりぼっちであり”続ける”ことが。

もしかすると、感じてることと、考えてる行為とが、一体化してるからなのかもしれないな。

いや、よーわからんのだけどさ。

集中力と証明って、結構にてるし。

誤解に達する事でしか、世界を証明できないんなら。

僕らの居るここも、どっちかっていう両方とか、
全部っていうひとつとか、そういうこともありうるわけだし、
形の定まらない永遠ってのが、あるのかもしれんし。

けどまぁ、確かな事は。

間違いは誰にでもあるっていう、その生命の本質的な失敗作に依拠したところかもしれないな。

今日はもうやめよう。

続きが、書けそうに無い気がしてしまうから。

気がしてしまうから。

少し疲れた。


なんだか今日は、書いてる事にも、この時間にも、すこしつかれた。

ごめんよ。