私は、どちらかというとMLBの方が好きで、あまり日本の野球は見ないのですが、先日、偶然、阪神の試合を見ました
一点を争う攻防戦で、藤川球児投手が、見事に相手を抑えた試合でした。
私は、その時の解説で初めて知ったのですが、藤川投手は期待の新人先発投手として入団したものの、今一つ力が伸びず、一時は引退に追い込まれそうになったこともあるそうです。
それが、今の「中継ぎ」というポジションになった途端に、メキメキと実力を発揮し始め、阪神の優勝や、WBCの優勝にも貢献するほどになったとか。
この話を聞いた時に、遺伝子研究の権威である村上和雄先生の「人生の暗号」に書いてあったことを思い出しました
私達は、同じ構造と原理の遺伝子を持っているのに、それをうまく活かせる人と活かせない人がいるのだそうです。(普通は、わずか5%しか働いていないそうです)
うまく活かせる人というのが、眠っている良い遺伝子のスイッチをONに出来る人で、その方法は本に詳しいのですが、中でも興味をひかれたのが「遺伝子の働きは環境や刺激で変化する」ということでした。
例えば、行き詰まりを感じている時に環境を変えてみる。新しいものに触れることが、眠っている遺伝子を目覚めさせる機会になることもあるそうです。
そう、つまり「動くこと」が、新しいドアを開くことになるのです。
そういう時に、心の変化が起こり、人は変わります。
これって、「吉凶は動より生ず」という気学の考え方と共通しています
その「動く」(環境を変える)時期を、運のバイオリズムから考えたら、もっとスムーズに進みそう。
ちなみに、二黒土星の藤川投手は、元々サポート的な役割を得意としており、「二番手」的な要素を持っています。
そして、中継ぎに転向した2004年は、まさに誰かのサポートをして成功するという年で、今の成功は確実になったのですね