和歌山県東牟婁郡串本町姫にあるJR西日本の紀伊姫駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮、紀伊田辺を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の駅として、1936(昭和11)年12月11日に開業しました(開業時は紀勢中線に所属)。
単式ホーム1面1線のみを有する無人駅で、ブロック造り簡易駅舎がありますが、自動券売機などは設置されていません。
紀伊姫駅の利用者は少なく、2017(平成29)年度の1日の平均乗車人員は4人で、これはJR西日本に属する紀勢本線の全56駅中55位です。
当駅の名称は、開業時に太多線の姫駅があったことから、旧国名を冠し紀伊姫駅としたのでした。
<紀伊姫駅の年表>
・1936(昭和11)年12月11日:国鉄紀勢中線の駅として開業
・1940(昭和15)年8月8日:紀勢中線が紀勢西線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1959(昭和34)年7月15日:規制西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(新宮方面を望む)
(紀伊姫駅駅舎)
撮影年月日:2016(平成28)年11月3日