兵庫県姫路市城東町字北神屋にあるJR西日本の京口駅は、山陽本線の姫路駅と山陰本線の和田山駅とを結び、陰陽連絡路線としての役割も担っている全線単線の播但線(65,7km)の駅です。 もともとは播但鉄道の一般駅として1898(明治31)年2月18日に開業しましたが、その後、山陽鉄道を経て国鉄播但線の駅となりました。
高架の島式ホーム1面2線を有していて、列車交換可能な高架の無人駅です。
以前は地上駅で1911(明治44)年12月に建てられた木造駅舎がありましたが、1984(昭和59)年に姫路市内の播但線が高架化された際に高架下の平屋の駅舎に改築されました。
2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は2,125人で、これは起終点駅を除く播但線の全16駅中5位です。
この京口駅は、JR西日本福知山支社管内で最も南にある駅です。
京口駅が属する播但線は、兵庫県の中央部を流れる市川・円山川に沿って山陽本線と山陰本線を結ぶ陰陽連絡路線ですが、普通列車は電化区間の姫路駅~寺前駅間と、非電化区間の寺前駅~和田山駅間で運行系統が分かれており、1998(平成6)年3月14日のダイヤ改正以降は全線を通して運行される列車は、特急「はまかぜ(大阪~ 香住・浜坂・鳥取)」のみです。
<京口駅の年表>
・1898(明治31)年2月18日:播但鉄道の一般駅として開業
・1903(明治36)年6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1906(明治39)年12月1日:鉄道国有法により山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により播但線となり、同線の駅となる
・1911(明治44)年12月1日:駅舎(旧駅舎)改築
・1952(昭和27)年8月5日:福知山鉄道管理局から大阪鉄道管理局の管轄に変更される
・1961(昭和36)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1972(昭和47)年2月1日:駅の無人化
・1984(昭和59)年4月1日:大阪鉄道管理局から福知山鉄道管理局の管轄に変更される
・1984(昭和59)年10月1日:駅の高架化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1991(平成3)年4月1日:福知山支社から福崎鉄道部の管轄に変更される
・1998(平成10)年3月14日:姫路駅~当駅~寺前駅間が電化
・2010(平成22)年6月1日:福崎鉄道部が廃止され、福知山支社の管轄に戻る
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2016(平成28)年3月26日:ICカードICOCAの利用が可能になる
(駅 名 標)
(和田山方面を望む)
(姫路方面を望む)
(京口駅駅舎・西口)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2016(平成28)年7月24日
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