大阪市北区で行政書士・海事代理士・マンション管理士を営んでいる原田行政書士法務事務所の駅ブログ

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大阪市営地下鉄谷町線が全通した日!

2015年02月08日 | 鉄道

1983(昭和58)年の今日、守口~大日間が開業し、これにより谷町線の八尾南~大日間28,1kmが全通しました!

そこで今日は大阪市営地下鉄、主に谷町線のことについて書きます。

地下鉄谷町線は、大阪府守口市の大日駅から大阪府八尾市の八尾南駅までの全長28,1kmを結び、大阪市営地下鉄8路線の中では最も長い営業距離の路線で、駅数は起・終点駅を含め26駅です。 正式名称は、高速電気軌道2号線と称し、ラインカラーは沿線にある四天王寺の住職の袈裟をイメージした紫です。
1日の平均利用者数は約49万人で、御堂筋線に次いで2番目に多く、経常収支では3番目に大きい黒字額の路線です。

大阪の地下鉄路線は、1938(昭和13)年4月に御堂筋線梅田~天王寺間7,5kmで開通したのが最初で、次に四つ橋線大国町~花園町間1,3kmが開通し、その後1961(昭和36)年までに御堂筋線梅田~我孫子間13,1km、四つ橋線大国町~玉手間4,1km、そして初の高架線となった中央線大阪港~弁天町間3,1kmが開通していました。

しかし、市街地の交通需要は、昭和30年代に入ると高度経済成長を背景とした人口の都市集中によって急激に拡大し、特に御堂筋線の混雑緩和が緊急の課題となっていました。 そこで、御堂筋線の混雑緩和を目指すバイパス線として四つ橋線大国町~西梅田間4,9kmが1965(昭和40)年10月1日に開通しました。

それにつづいて、谷町線の東梅田~谷町四丁目間3,5kmも1967(昭和42)年3月24日に開通し、官庁や商業施設などは集中する天満橋方面へのアクセスを担うようになりました。 谷町線はその後も以下のような延伸を続けます。

・1968(昭和43)年12月17日:谷町四丁目~天王寺間3,8kmが開業。

・1974(昭和49)年5月29日:都島~東梅田間3,1kmが開業。

・1977(昭和52)年4月6日:守口~都島間5,4kmが開業。

・1980(昭和55)年11月27日:天王寺~八尾南間10,5kmが開業。

・1983(昭和58)年2月8日:大日~守口間1,8kmが開業し全通。

谷町線は距離が長いことから、計画段階では急行運転も考えられていましたが、追い抜き設備を備えた駅はありません。
また、複合駅名が多いのも谷町線の特徴のひとつで、これは昭和50年代の住居表示の大幅変更によって、駅の出入口が複数の行政区分にかかってしまい、どちらかに決めることができなかったことに起因しています。 具体例は、太子橋今市・千林大宮・関目高殿・野江内代・四天王寺前夕陽ケ丘・駒川中野・喜連瓜破の7駅です。

ところで、かつては大日駅からさらに北上して淀川を渡り、鳥飼付近を通って阪急高槻市駅やJR高槻駅付近までの延伸計画(約14km)や、八尾南駅から南へ藤井寺市・富田林市方面への延伸計画(約12,5km)がありましたが、全く建設の目途はたってないようです。 2004(平成16)年10月8日の近畿地方交通審議会答申第8号にも盛り込まれませんでした。 この延伸構想は大阪市交通局の公式サイトにも長い間掲載されていましたが、それも今は消えてしまってます。

それからこれはプチ情報なんですが、今日は料理研究家の土井善晴の誕生日(58歳)です!



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1 コメント

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Unknown (K.K)
2015-02-08 09:58:51
谷町線をよく利用しますが、他の線に比べて古い駅が多いし、どの駅もなんか暗い気がします。
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