1987(昭和62)年の今日(4月1日)、日本国有鉄道(国鉄)がJR各社に分割民営化されました。
国鉄は東海道新幹線が開業した1964(昭和39)年から赤字に転落し、毎年赤字は増大し続けます。
政府は1980(昭和55)年12月27日に、人員の削減や新規路線の建設凍結、特定地方交通線の国鉄からの分離・バス転換などの施策を定めた“日本国有鉄道再建促進特別措置法(国鉄再建法)”を成立させますが、その一方で分割民営化の動きも加速します。
最終的には、それまでに累積した37兆円もの巨額な債務を、民営化して経営改善したJR各社の負担や国鉄が保有している資産の売却、これに国からの税金投入などで処理することに決定し、ついに1987(昭和62年)の4月1日に国鉄は分割民営化され、北海道旅客鉄道(JR北海道)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・四国旅客鉄道(JR四国)・九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)など12の法人に承継されました。