島根県邑智郡美郷町にあるJR西日本の浜原駅は、山陰本線の江津駅と芸備線の三次駅とを結んでいる全線単線非電化の国鉄三江線(108.1km)の一般駅として、1937(昭和12)年10月20日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有していて列車交換可能な無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎が、今も使われています。
浜原駅の利用者は非常に少なく、2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は8人です。
浜原駅が属する三江線は、陰陽連絡路線として1926(大正15)年9月から長い期間をかけて建設されましたが、全通したのは1975(昭和50)年8月31日で、その時すでに地域間流動は道路利用に移行していました。
従って、全通後も当初の目的だった陰陽連絡路線としての機能をほとんど果たすことはなく、優等列車の定期運転が行われたこともありません。
<浜原駅の年表>
・1937(昭和12)年10月20日:国鉄三江線の一般駅として開業
・1955(昭和30)年3月31日:線路名が三江北線に改称されたのに伴い、同線の駅となる
・1975(昭和50)年8月31日:三江北線が三江線の一部となり、同線の駅となる
・1982(昭和57)年11月7日:貨物取扱い廃止
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1990(平成2)年3月10日:駅の簡易委託化
・2005(平成17)年3月29日:駅の完全無人化
(駅 名 標)
(江津方面を望む)
(駅舎正面)
撮影年月日:1995(平成7)年5月4日