源氏物語と共に

源氏物語関連

ひひな(雛)

2009-03-04 11:28:24 | 日記

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昨日は雛祭り。
手巻き寿司とハマグリのお吸い物、市販のケーキにしたので、
今日は残りで散らし寿司風に遊んでみました。


このお菓子が入っていた人形は左がお内裏様。
京都「鼓月」の商品なので関西風なのでしょうか。
私も母も何故か左にお内裏様を飾ります。左が上の位置ですが、
家の雛色紙は右がお内裏様でした。
まあどちらでも好きなようにします^^


昔から上巳のお祓いとして、人形を川などに流して厄を落としたのが
今の雛祭りのもとです。


源氏物語にも紫式部日記にも「ひひ(い)な」という言葉が見られ、
1000年以上前にも雛(人形)遊びがあった事がわかります。


「ひひな(雛)ど、わざと屋(おく)ども作り続けて、もろともに遊びつつ」(若紫)
とあり、若紫と光源氏がひひな遊びをしたことや、
夕霧が野分の見舞いに行った折に明石姫の所で、
「ひいな(雛)の殿はいかがおはすらん」(野分)と、言っています。
また、紫の上がはじめて女三宮に対面した時も
「絵などのこと、ひひな(雛)の捨てがたきさま、若やかに聞こえ給へば」(若菜上)
と、絵やひひな(雛)のことなどで話をしている様子が描かれています。


紫式部日記にも
「このごろ、反古(ほご)もみな破(や)り焼き失ひ、
ひひななどの屋づくりに、この春しはべりしにのち・・」
とあって雛祭りでしょうか?その様子が伺えます。


3月3日に特別に何かを食べたのかそういう事は知りませんが、
原文からこういう発見があるのは面白いですね。


私自身は節分をはじめ、昔からの行事は大切にしたいと思っていますが、
実際にはイベント好きで、1番楽しんでいるといえるのかもしれません♪