今年は天候が不順で
咲いた桜を長い間楽しむことが出来ました。
八重桜もそろそろ散っていくのでしょうか。
近くのお宅で、山吹を見かけ、
寒い中藤の花も咲いているのも見ました。
新緑の若葉もあざやかに伸びてきています。
『三月はつかあまりの頃あひ』
まさしく「故蝶」の世界と同じです。
『お前の方(紫の上)は、はるばると見やられて、
色をましたる柳、枝を垂れたる、花も、
えも言われぬ匂ひを散らしたり。
色をましたる柳ほかには盛りすぎたる櫻も、
今さかりにほほゑみ、廊をめぐれる藤の色も、
こまやかに開けゆきにけり。
まして、池の水に影をうつしたる山吹、
岸よりこぼれて、いみじき盛りなり・・・』
何故かここを読むとGWに訪れた宇治の平等院の景色を
思い出します。
まさに、紫の上の住む春の御殿に近い印象でした。
紫の上はその登場から北山の桜がイメージされています。
その容姿に例えられた樺(かば)桜も八重桜だったのでしょうか。
いっぱんに樺桜といわれるものは、
花房の長いうわみず桜ともいわれるのですが、
やはりその印象は違います。
http://www.cc9.ne.jp/~ssuto/uwamizu.htm
実はこの苗を買ってみたのですが、今年はまだ咲きませんでした。
夕霧が紫の上に例えた樺桜、
その頃でも有名だった遅咲きの桜なのでしょうか。
それとも下界よりも遅く咲く山桜の1種だったのでしょうか。
今まさに季節はそんな頃合いですが、
この場面のような、この世の極楽かとも思うような晴天がなかったように思います。
季節的にも、故蝶の巻を味わうのも楽しいかと思います。
咲いた桜を長い間楽しむことが出来ました。
八重桜もそろそろ散っていくのでしょうか。
近くのお宅で、山吹を見かけ、
寒い中藤の花も咲いているのも見ました。
新緑の若葉もあざやかに伸びてきています。
『三月はつかあまりの頃あひ』
まさしく「故蝶」の世界と同じです。
『お前の方(紫の上)は、はるばると見やられて、
色をましたる柳、枝を垂れたる、花も、
えも言われぬ匂ひを散らしたり。
色をましたる柳ほかには盛りすぎたる櫻も、
今さかりにほほゑみ、廊をめぐれる藤の色も、
こまやかに開けゆきにけり。
まして、池の水に影をうつしたる山吹、
岸よりこぼれて、いみじき盛りなり・・・』
何故かここを読むとGWに訪れた宇治の平等院の景色を
思い出します。
まさに、紫の上の住む春の御殿に近い印象でした。
紫の上はその登場から北山の桜がイメージされています。
その容姿に例えられた樺(かば)桜も八重桜だったのでしょうか。
いっぱんに樺桜といわれるものは、
花房の長いうわみず桜ともいわれるのですが、
やはりその印象は違います。
http://www.cc9.ne.jp/~ssuto/uwamizu.htm
実はこの苗を買ってみたのですが、今年はまだ咲きませんでした。
夕霧が紫の上に例えた樺桜、
その頃でも有名だった遅咲きの桜なのでしょうか。
それとも下界よりも遅く咲く山桜の1種だったのでしょうか。
今まさに季節はそんな頃合いですが、
この場面のような、この世の極楽かとも思うような晴天がなかったように思います。
季節的にも、故蝶の巻を味わうのも楽しいかと思います。