久しぶりに源氏物語関連本を見つけて買った。
京都 大垣書店のおススメ。品揃いは流石!
2冊とも面白くてすぐに読んでしまった😊
笠間書院 木村朗子さんの「平安貴族サバイバル」は、
源氏物語以外の話も沢山あって、面白かった。
和歌、漢詩などの知性、音楽の才にすぐれて寵愛を得る、
勝ち組、負け組、呪術や信仰、同性愛など、
色々な物語や日記の例も出して説明されているのが、
興味深かった。書評を見たが、初心者ではなくかなり平安時代好きな
方におすすめかも?
私は琴が主題のうつほ物語もあったので、
興味があるので、すぐに飛びついた。知らない事もあり、大変満足です。
また、乳母としてののしあがる生き方などは源氏物語で考えた事もなかったし、
NHKのドラマ大奥を見た後だったから実感。
江戸時代ではなく、平安時代もそうなのですね。
まだまだ知らない事が沢山。
源氏物語は政治の話と言われてちょっと凹んでいた私が、
女君のふわふわした美しい物語じゃなく、権力、その背景は色々と。
私にとっては、大変面白い本でした👍
淡交社 山崎ナオコーラさんの「ミライの源氏物語」は
源氏物語の現代的な解釈。
ロリコン、マザコン、ジェンダー、トロフィーワイフとか
見出しだけでもあらー!と思ったが、
こちらはまさしくミライの源氏物語の解釈も示唆。
ナオコーラさんの現代なりの解釈をされながら、
ミライも様々な解釈が出てくると言われている。
それにしても源氏物語って奥深い。
本文だって本当に紫式部が書いた全文なのかどうかもわからないのに、
1000年以上昔の寡婦の書いた物語がいまだに伝わって読み継がれるのにも
驚く。
これからも源氏物語はミライにも語り継がれ、
ミライのコトバで色々な解釈が出てくるのでしょうね。
そんな事を感じた本でした。