

昨夜、NHKTVの「プロフェッショナル」という番組を見ました。 源氏物語を和菓子で・・という番宣にひかれたのですが、 菓子司であるご主人の作られた和菓子は本当に素晴らしかったです☆ どうも京都の「末富」さんのようでした。 偶然にも、先日に京都のお菓子といって友人にもらったのが このお店のお煎餅。麩焼き菓子でしたがとても上品なお味でした♪ 今回は、そのご主人の和菓子に対する取り組みをTVで紹介していました。 お茶会にその会の希望にあった和菓子を相談して創作されるのですが、 特に、源氏物語を和菓子で表現する様子には感動!! 今回はその会にあわせた「夕顔」の菓子作り。 依頼者と相談中にさっと立って 古典の原文まで書庫から見つけてこられる姿にも驚きでした。 出来上がった菓子は本当にピッタリでした☆ 器に合わせて色を変えてみたり、源氏香までご存知の博学ぶりにもビックリ! 原文にあるように、 「香をたきしめた扇に夕顔を載せて」という表現から 扇の形に源氏香の焼印を押すと考えられた事にも感動しました。 色もとても綺麗でした。 お茶と同様に和菓子も<一期一会>と言われていた事と、 生菓子は手作りなので、きちんと形を作らなくても良い、 いびつに作る方が良いという事も心に残りました。 羅漢さんの像のように、すべて同じ形ではなく、 それぞれに個性があるからという事だそうですが、さすがに納得でした。 正倉院の図柄の知識をはじめ、大変博学な方のようです。 それを<遊び心>といっておられましたが、 とにかくそのプロフェッショナルなお仕事ぶりとセンスに感動しました☆ 画像(左上)は先日の本(源氏物語にひたる)に載っていた「野分」 黄色が正面になっていますが、綺麗な緑の草が風で吹き上げられている様を表しています。 アナウンサーが食べた月があがる様子を現した和菓子も素敵でしたし、 司会者が好きなモーツアルトという銘の和菓子も面白かったです♪ 追記 右の画像は、光源氏と紫の上をあらわした和菓子 末富さんは右上。(源氏物語にひたる)