Tenryuji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City
さてさて、「紅葉の京都」を満喫しようと、まずは嵐山を訪れたワタクシ達は早朝の渡月橋を渡って東へ進み、
世界遺産にも選定されている天龍寺へとやって来ました。
天龍寺は後嵯峨天皇の亀山離宮があったところに、暦応2年(1339年)、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、
夢窓国師を開山として創建した禅寺です。そして、目の前に広がるこの素晴らしい庭園こそ、天龍寺最大の見どころなんです。
この庭園は「曹源池庭園」といい、国の特別名勝に指定されています。作庭は鎌倉〜室町時代を代表する禅僧・夢窓疎石です。
嵐山・亀山を借景とした池泉回遊式庭園は、夢窓疎石作庭と伝わる中では最も規模も大きく優美・雄大な代表作なんですよ。
天龍寺は世界遺産だと書きましたが、厳密にいうと「古都京都の文化財」の構成要素のひとつなんです。
天龍寺を始め、鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣、清水寺、平等院鳳凰堂、上賀茂神社、下鴨神社などがある「古都京都の文化財」は、
誰が見ても「世界遺産にふさわしい」と思うでしょうね。もちろんワタクシもそう思います。
池の水面に周囲の木々が映り込みます。ワタクシは枯山水庭園が好きなのですが、枯山水の庭には池がありません。
このような美しい水面の姿は池泉式庭園ならではですね。
方丈の中に人の姿が見えません。実際は人がいないことはなかったのですが、人がいない瞬間を狙ってシャッターを押しました。
今の天龍寺ではよほど運が良くない限り、もうこんな写真は撮れないかと思います。
晩秋の京都…まさに絢爛豪華、錦絵のような美しい光景が広がります。
ワタクシは学生時代を京都で過ごし、大学の周囲にも紅葉が見事な寺院が何ヵ所もありました。
しかし、当時のワタクシにはその価値がわかっておらず、紅葉にも寺院にもさほど強い興味はありませんでした。
今思えば、春夏秋冬、四季折々の京都の風景を楽しむことが出来たはずなのですが、
二十歳そこらの学生だったワタクシには「お寺よりも女子大生」「紅葉よりも大盛りのメシ」だったのでしょう。
ではでは、天龍寺を後にして次の目的地に向かうとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
学生時代を京都で過ごしたということは、貴重な経験が出来たなと思います。
京都の町は学生が多いために、学生の羽目を外した行動に対しても寛容でした。
そして、いろんな大学の学生達と交流を持つことも出来ました。でも、一番はいい友人達と出会えたことですね。
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さてさて、「紅葉の京都」を満喫しようと、まずは嵐山を訪れたワタクシ達は早朝の渡月橋を渡って東へ進み、
世界遺産にも選定されている天龍寺へとやって来ました。
天龍寺は後嵯峨天皇の亀山離宮があったところに、暦応2年(1339年)、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、
夢窓国師を開山として創建した禅寺です。そして、目の前に広がるこの素晴らしい庭園こそ、天龍寺最大の見どころなんです。
この庭園は「曹源池庭園」といい、国の特別名勝に指定されています。作庭は鎌倉〜室町時代を代表する禅僧・夢窓疎石です。
嵐山・亀山を借景とした池泉回遊式庭園は、夢窓疎石作庭と伝わる中では最も規模も大きく優美・雄大な代表作なんですよ。
天龍寺は世界遺産だと書きましたが、厳密にいうと「古都京都の文化財」の構成要素のひとつなんです。
天龍寺を始め、鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣、清水寺、平等院鳳凰堂、上賀茂神社、下鴨神社などがある「古都京都の文化財」は、
誰が見ても「世界遺産にふさわしい」と思うでしょうね。もちろんワタクシもそう思います。
池の水面に周囲の木々が映り込みます。ワタクシは枯山水庭園が好きなのですが、枯山水の庭には池がありません。
このような美しい水面の姿は池泉式庭園ならではですね。
方丈の中に人の姿が見えません。実際は人がいないことはなかったのですが、人がいない瞬間を狙ってシャッターを押しました。
今の天龍寺ではよほど運が良くない限り、もうこんな写真は撮れないかと思います。
晩秋の京都…まさに絢爛豪華、錦絵のような美しい光景が広がります。
ワタクシは学生時代を京都で過ごし、大学の周囲にも紅葉が見事な寺院が何ヵ所もありました。
しかし、当時のワタクシにはその価値がわかっておらず、紅葉にも寺院にもさほど強い興味はありませんでした。
今思えば、春夏秋冬、四季折々の京都の風景を楽しむことが出来たはずなのですが、
二十歳そこらの学生だったワタクシには「お寺よりも女子大生」「紅葉よりも大盛りのメシ」だったのでしょう。
ではでは、天龍寺を後にして次の目的地に向かうとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
学生時代を京都で過ごしたということは、貴重な経験が出来たなと思います。
京都の町は学生が多いために、学生の羽目を外した行動に対しても寛容でした。
そして、いろんな大学の学生達と交流を持つことも出来ました。でも、一番はいい友人達と出会えたことですね。
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