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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

深紅に染まる尼寺-京都市右京区:祇王寺

2024年11月28日 | 京都市(右京区、西京区)
Giouji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、この日(2020年11月22日)の嵯峨野は、まさに紅葉の見頃となっていたのでした


二尊院を出て少し歩くと、京料理のお店に真っ赤な野点傘がありました。
紅葉と野点傘の赤いコラボ…なかなか絵になる光景でした。やっぱりレンズを向けたくなりますね


嵯峨野をさらに北に向かい、ワタクシ達は「祇王寺」へとやって来ました。
祇王寺は真言宗大覚寺派の仏教寺院。寺自体は尼寺でして、ひっそりと静かに佇む小さなお寺なんです


祇王寺は『平家物語』にも登場してきます。平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王と仏御前が出家のため入寺したお寺なんです。
そして、このお寺の最大の魅力は、何と言っても苔に覆われた美しい庭園です


そして、晩秋になると苔に覆われた庭園は、散り初めた紅葉に覆われます。
まるで真紅の絨毯を敷き詰めたような、素晴らしい光景が目の前に広がるんです。ああ、なんて素晴らしい光景なのでしょう


普段は静かな祇王寺なのですが、紅葉の時期だけは多くの人が訪れます。
数年前、紅葉の時期に家人と一緒に祇王寺に来た時なんて、境内は人が数珠繋ぎになっていて前に進むのも大変でした


その時のことを思うと、この日は比較的人が少なくゆっくりと写真を撮れました。
コロナ禍だったとはいえ、「静かな京都」「人が少ない嵯峨野」を満喫できたのは幸運でした


日本庭園の苔むす庭、森の中の苔の絨毯…私達はそんな苔の姿を見ると、ワタクシ達はどこかホッとした気持ちになります。
湿潤な気候で、水が豊かな我が国は苔の生育に適しているので、苔は私達にとって身近な存在ですね


そういえば我が国の国歌である『君が代』にも「苔のむすまで…」という歌詞がありましたね

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


50歳になった頃からですが、「色づく紅葉をこれから何度見ることができるのだろう」と思うようになりました。
今回のブログの写真を撮ってから4年の歳月が過ぎましたが、もう紅葉を見ることができる回数はさほど多く無いのかもしれません。
そう思えば思うほど、その年その年の紅葉をしっかりと見ておきたいと思うんですよ。



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