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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

嵯峨野を北へ-京都市右京区:二尊院

2024年11月27日 | 京都市(右京区、西京区)
Nison-in Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、紅葉が見事な嵯峨野を散策するワタクシ達ですが、常寂光寺を後にしてさらに北に向かい、
次も紅葉の名所である「二尊院」へとやって来ました


二尊院は天台宗のお寺で、正式な名前は小倉山二尊教院華台寺といいます。
普段は比較的静かなお寺なのですが、ここ二尊院も紅葉の名所なので、紅葉の時期は多くの人が訪れるんですよ。
境内に足を踏み入れると、そこには絢爛豪華な秋の風景が広がっていました


二尊院なのですが、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来を祀ることから二尊院と呼ばれています。
嵯峨天皇の勅願により、承和年間(834~848)に創建されたという古い歴史があるんですよ


この門は勅使門です。名前の通り元々は皇室からの使いが出入りする門でしたが、
今はワタクシのような下々の人間も出入りすることが出来ます。身分制度が無いというのはありがたいですな


二尊院がある嵯峨野は、平安時代から皇族や貴族の狩猟、遊興の場として開け、古今和歌集や源氏物語、平家物語にも描かれてきました。
京都では古くからの中心地であった現在の上京区、中京区、下京区のあたりを「洛中」と言い、その周辺を「洛外」と言います。
嵯峨野などは洛外も洛外。洛中の人から見れば、嵯峨野は今の感覚でいえば「京都のかなり郊外」という感じだったのでしょう


年配の京都人に言わせると本当の京都の人というのは洛中に暮らす人であって、洛外に暮らす人はあくまでも「田舎者」だそうです。
ただ、そのあたりについてはメディアがかなり誇張している面もありますな


ここ数年、神社やお寺の手水に色とりどりの花々を浮かべた花手水が人気です。
神社仏閣巡りが好きな人や、写真好きな人の心を強く惹きつけるようですね。
まあ、今の言葉で言えば「インスタ映え」するということでしょうか。いや、もうその言葉自体も古くなってきた気がします


二尊院を出ようとした時、美しく彩られた蹲(つくばい)がありました。
これもまた写真映えするというか、インスタ映えしますよねぇ。お寺も色々と考えるものですな


若い女性たちが、次々とスマホで撮影していました。最近はスマホのカメラ機能が向上したので、カメラを持たない人も増えましたね。
ただ、ワタクシはどんなにスマホのカメラ機能が進化しようと、写真はカメラで撮影するものだと決めています

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


「京都人は本音と建前を使い分ける」「京都人は他所者に冷たい」などと、よくテレビなどで言われます。
私は学生時代に京都で暮らしたことがあり、そういう面を感じることもありましたが、テレビは誇張しすぎな気がします。
そういう意味では「秘密のケンミンショー」というテレビ番組は、かなりの誤解を撒き散らしているのも事実でしょうね。



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