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よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

小倉山の麓にて-京都市右京区:常寂光寺

2024年11月26日 | 京都市(右京区、西京区)
Joujakkoji Temple, Ukyo Ward, Kyoto City

さてさて、「紅葉の京都」を楽しもうと、まずは嵐山から天龍寺を訪れたワタクシ達は、
次に嵯峨野の方に向かって歩いていきました


天龍寺の北門を出てしばらく歩くと、見事な竹林が道の両側に広がっています。
ここは「竹林の小径」と呼ばれ、常に多くの観光客で賑わっているんです。
嵯峨野を取り上げる旅番組では必ずと言っていいほど紹介される場所なので、皆さんもご存知かと思います


少し前のことですが、日本の『地球の歩き方』のお手本となった英語のガイドブックに『Lonely Planet』というのがありまして、
「Lonely Planet Japan」の表紙にこの竹林の写真が使われたんです。
竹林というのは欧米にはありませんから、日本的なイメージがするのでしょうね


そして、ワタクシ達は「常寂光寺」に着きました。常寂光寺は日蓮宗のお寺で、山号は小倉山なんです。
関西では日蓮宗のお寺というのは比較的少なく、ワタクシもあまり日蓮宗のお寺に行くことはありません


常寂光寺は百人一首で有名な小倉山の山麓にあり、境内には多くのカエデの木があるんです。
ですので、秋の紅葉の時期は本当に美しく、多くの人が訪れるんです。
普段は天龍寺などに比べると観光客の数は少ないのですが、紅葉の時期だけは別ですわ


このお寺ですが、もとは藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられ、16世紀末に日禛(にっしん)がこの地に隠棲したことにはじまります。
言うまでもなく藤原定家は、「小倉百人一首」の選者の一人ですね


常寂光寺の境内に池がありましたが、その池を覆い尽くさんばかりに、カエデの落葉が水面に浮かんでいました。
散ってもなお美しい…そんな言葉が、ふと頭に浮かんだのでした


まるで秋の色をすべて集めてきたかのような常寂光寺の境内です。この日の嵯峨野は、まさに紅葉の見頃でありました


この日、新型コロナウイルスの影響で、ここ常寂光寺にも外国人観光客の姿を、ほとんど見ることはありませんでした。
最近はどこに行っても傍若無人な中国人観光客に辟易してしまうことが多いのですが、
彼らがいないと本来の静かで厳粛なお寺の雰囲気を感じることが出来るんですね。
そういう意味では、この日はありがたかったです

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


今や日本の国はインバウンドによる収益無しには、国の経済が成り立たないくらいになってきています。
ですので、外国人観光客が日本に来てくれることも、日本の良さを知ってくれることも喜ばしいことだとは思います。
ただ、寺社の参拝料金や城郭などへの入場料は日本人と外国人に差をつけるとか、入国税を高くするとか、
もう少し外国人観光客からお金を取ってもいいと思うんですよ。外国ではタージマハル、アンコールワット、マチュピチュ遺跡など
そのような例は珍しくありません。日本でも姫路城が検討しているようなので、ぜひ推進してほしいものです。



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