ハンガリー・オーストリア旅行記：3日目（その10）－「ブダペスト最大の繁華街」：ヴァーツィ通り・ブダペスト

Váci Utca, Budapest, Hungary

さてさて、ハンガリー滞在の三日目はセンテンドレの町で午前中半日を過ごし、午後1時頃にブダペストに戻ってきました。
翌日にはオーストリアに移動するので、この日の午後はブダペストでお土産などの買い物をしようと思っていたんです。


ワタクシ達はヴァーツィ通り（Váci Utca）というブダペストで一番賑わう繁華街に向かいました。
この通りにはブランド物の服や靴を売るお店やお土産物屋さんが立ち並んでいて、ここで買い物をしようと思ったんです。
でも、時刻は1時。その前にまずランチを食べようとワタクシ達は考えたのですが、なにせこの通りは観光客が集まるエリアです。
店の前でメニューとかを見ると、明らかな観光地価格なんですよ。前日、前々日と安くて美味しいレストランに行ったワタクシ達は
「ちょっと高いなぁ」「少し裏通りに行こうか」などと、貧乏旅行者らしい会話を交わしていました。


そんな中、陽気な兄ちゃんが客引きをしていた「Doppio 」(ドッピオ）というオープンカフェがありました。
メニューの値段を見ると、この界隈では明らかに一番安そうなお店です。
兄ちゃんも「うちは安いよ。安いけど美味しいよ」とにこやかに言うので、この店に決めました。


なかなかメニューも可愛いじゃないですか。陽気な兄ちゃんは「料理を頼んだらドリンクもついてるよ」と
無愛想な人が多いハンガリーでは珍しく、満面の笑みで話してくれるのです。


家人はすぐに注文の品を決めたのですが、ワタクシが迷っていると陽気な兄ちゃんが「レチョは美味しいよ。
ハンガリーではお昼によく食べるんだ。レチョはお勧めだよ」というので、ワタクシ、レチョを頼むことにしました。


どーですか。ドリンクはいろんな種類の中から選べるのですが、二人ともビールを選びました。


どーですか。家人はすっかり大好きになった「グヤーシュ」を注文しました。
ハンガリーの国民食とも言うべきグヤーシュですが、確かに飽きのこない味だなぁと思います。


どーですか。ワタクシが注文した「レチョ」が運ばれてきました。レチョというのは元々はポーランドの家庭料理で、
トマトベースにタマネギやパプリカ、ピーマンなどを入れた煮込み料理なんですよ。


見た目は辛そうに見えますが、全然辛くありません。本来はポーランド料理ですが、周辺のハンガリー、チェコ、スロバキア、
ウクライナなどにも広がったそうです。これ、絶対に日本人の口に合う味です。


煮込みの下にはライスとパスタ（小さなスイトンのようなもの）が入っていまして、ボリュームもたっぷりです。
グヤーシュもレチョもビールが付いて約900円くらいなので、観光地にしてはリーズナブルかな。


ワタクシはビールだけではちょっと物足りなかったので、ワインも追加したのでありました。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


私はどこの国に行っても、その国の料理が不味いとか口に合わないとか思うことが滅多に無いのですが、
ハンガリーでも滞在した四日間、レストランでもカフェでも美味しく食事を楽しめました。
ただ、アジアだと小腹が空いたときに軽く麺類とかを食べることが出来るのですが、
欧州ではそれが出来ません。麺類って食べたくなるんですよねぇ。


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