朴槿恵被告の勾留延長認める さらに最長6カ月
韓国地裁
【ソウル聯合ニュース】サムスングループからの巨額の収賄罪などに問われている韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の勾留延長を検察が求めていたことについて、ソウル中央地裁は13日、最長6カ月の延長を認めた。16日が勾留期限だった。
朴被告はサムスングループのほかロッテグループからの収賄罪などで起訴された。
朴被告はサムスングループのほかロッテグループからの収賄罪などで起訴された。
現在、地裁で公判中の朴被告は起訴から6カ月にあたる勾留期限内に判決が出なければ保釈され裁判を受けることになっていたが、
検察は追加の証拠調査を実施する必要があるとして、新たに最長6カ月間勾留できる逮捕状の発付を地裁に請求した。
今月10日の公判で検察は、朴被告が何度も公判に出席しなかったことなどを指摘した上で「不拘束の状態に置かれた場合、裁判に出廷する可能性が低く、正常な裁判進行に協力することは期待できない」と主張したほか、証拠の隠滅や偽造をする可能性があると懸念を示した。
朴被告が絡む裁判については、朴被告や親友の崔順実(チェ・スンシル)被告側への贈賄罪などに問われたサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告に懲役5年の一審判決が出ている。
今月10日の公判で検察は、朴被告が何度も公判に出席しなかったことなどを指摘した上で「不拘束の状態に置かれた場合、裁判に出廷する可能性が低く、正常な裁判進行に協力することは期待できない」と主張したほか、証拠の隠滅や偽造をする可能性があると懸念を示した。
朴被告が絡む裁判については、朴被告や親友の崔順実(チェ・スンシル)被告側への贈賄罪などに問われたサムスン電子副会長、李在鎔(イ・ジェヨン)被告に懲役5年の一審判決が出ている。
感想 私は朴槿恵の支持者でない。日本人として感想。
田中角栄氏の拘束された時間と比較するといわゆる敵に塩を送る精神風土の日本と異質国である。
田中角栄氏が総理大臣を辞めたのは1974年のことで、ロッキード疑惑が持ち上がったのは1976年2月のことです。
そして田中氏などが逮捕されたのは同年7月27日です。
なお、このとき田中氏は国会議員であったためいわゆる「不逮捕特権」を持っていましたが、しかし逮捕された日は国会が閉じていた時期なので、この特権は適用されないわけです。
そして8月にはちゃんと保釈されています。
時系列でまとめるとこんな感じです。
1972年7月 田中角栄氏が内閣総理大臣になる。
1972年 ロッキード社からの資金が様々な人の手を経て田中氏にワイロとして渡されたとされる。
1974年12月 総理大臣を辞任。このときはまだロッキード疑惑は表に出ておらず、別のカネの問題での辞任である。
1976年1月 この年の通常国会(正式には常会)が始まる。
1976年2月 ロッキード疑惑が持ち上がる。
1976年5月 通常国会が閉幕。これにより田中氏の逮捕には国会の許諾が必要ではない時期となる。
1976年7月 田中氏が逮捕される。
1976年8月 保釈される。
1976年9月 臨時国会(正式には臨時会)が始まる。
ですから、逮捕された日も拘束されていた期間も、いずれも国会閉会中のできごとです。よっていわゆる不逮捕特権の適用範囲外です。